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2013-07-08 00:20 | カテゴリ:TV(その他)
ふとテレビを見ていると、船越英一郎さんが案内人の『ソロモン流』という人物ドキュメンタリー番組が始まりました。今日の主役はジャニーズの少年隊の錦織一清さんで、「トップスターから演出家への軌跡」というタイトルだったので、興味がわいて最後まで見てしまいました。

最初は錦織さんが少年隊として活躍している場面が紹介されました。
あらためて見ると若い時の錦織さんは本当に歌もダンスも芝居もうまい、トップスターっだったのだな、と再認識するような映像の連続でした。

その後世の中から歌番組がなくなって、少年隊のTV出演が減っていった頃、つかこうへい氏から『蒲田行進曲』の銀ちゃん役に抜擢されたようです。まさか、と思って見ているとほんの一場面でしたが、ヤスが銀ちゃんを蹴っ飛ばす場面が映り、偶然にも舞台でヤスを演じる剛君の映像を見ることができました

無骨そうな若者ヤス(剛君)が、スターの銀ちゃん(錦織さん)に鋭いキックを入れる場面で、剛君のキックの入れ方に銀ちゃんへの切ない思いと苛立ちが込められていて、ドキッとさせられました。まさか、剛君が見られるなんて、偶然だったので、すごく嬉しかったです。

その後、つかこうへい氏と風間君と錦織さんの3人の会見場面に映像が変わりました。ヤスが風間君に変わった時の制作発表の時のものと思われます。つかこうへいさんは、インタビューで錦織さんのことを、こう語っていました。

「いろいろできる子なんですよ。踊れるし、動けるし、細かい芝居もできるし、よく勉強しているんですよね。錦織に演出というものを教えておこうと思っていましてね。将来ジャニーズの中で演出しなければいけなくなる。それだけの頭を持ってます。それをちょっと教えて行こうかと思ってます。」と。

今は亡きつかこうへい氏はまるで予言者のような方だったんですね。先の先までいろいろなことが見えている方だったんですね。さすが伝説の脚本家・演出家です。実際、錦織さんはインタビューで今現在、「演出家としての自分が一番自分らしい自分だ。」って力強く語っていました。

つかさんが剛君のことを「天才」「心に魔物を持っている」「高倉健になる」とおっしゃって下さった話は有名ですが、それがどれほどの意味を持つのか、はかりしれないところもあります。もう亡くなられてしまったので。

でも、錦織さんの将来をあんなに的確に見通せていた方ですから、
剛君への言葉もやはり重みを感じてしまいます。
錦織さんがつかさんのことををジャニーさんに並ぶくらい恩師だと感じているように、剛君のつかさんへの感謝の気持ちも相当なものだろうなと改めて感じた番組でした。

私が持っている演劇雑誌・文藝別冊『つかこうへい 追悼総特集 涙と笑いの演出家』の中で、
つかさんが剛君についてこう語っています。

「ああいうのがいると、周りが弾きとばされるじゃないですか。男が必死になったときの仕事っていうのには誰にも勝てない。草彅の腹の中には魔物がいるんだろうと思っていて、その魔物を育てていつ爆発させようか、じっとしているんだろうというのはわかっていたんですけど。コンプレックスではなくて、俺じゃない俺がいる、ということ。あいつが一瞬かいま見せる冷たい目、そういうのがいい。」

つかさんが亡くなられた7月10日は剛君のお誕生日の次の日だったというのも、なにか不思議なものを感じます。

つかさん、これからも俳優草彅剛を天国から見守ってあげて下さい。ファンとして心からお願いします。

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