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2014-11-23 11:15 | カテゴリ:コンサート
昨夜福岡から新幹線にて真夜中帰宅しました。
レポしようと思いますが、細かいことはTwitterなどでたくさんの方が
書いておられるので、私が個人的に脳裏にめぐらした妄想、思い込みと
私が見てしまった幻影についてだけ書こうかと思います。
一般のSMAPファンの方が感じたこととは全く違う可能性が高いので、
この戯れ言を読んでやってもいいと思う方にだけ読んでいただきたいです(笑)。

私の席はバクステ前真正面のスタンド中段で、
バックネットも無かったので、
思っていた以上にバクステが近くてびっくりしました。
それにその席からスクリーンもステージ全体もまっすぐに見渡せて、
ライブの様子をしっかり見て味わえるところだったので壮観だったです

剛君はと言えば・・・。最初っからものすごく元気でした。意外なほどに。
私が剛君を生で見た中で1番元気だったかも、というくらい元気でした。
今までのライブではトークでいじられ放題だな、
なんで剛君だけ、と思ったり、
他のメンバーが盛り上がってトークしているのに入っていけなかったり、
福岡初日もゲストのセクゾンの時何もしゃべらないから、
木村君に「どうした?」みたいな感じで気にかけてもらっていたり、
そういう感じの時が多かったような気がしますが、
21日の剛君は明らかに違いました

ゲスの極みさんがゲストでスクリーンに映った時も、
5人のトークの時も、すごく積極的に自由自在に話していて、
まるで「ぷっすま」の時の剛君くらい。
率先して話をリードしかけたと思ったら、ゲスの極みさんに作ってもらった
「好きよ」の曲名を忘れちゃって自分で墓穴を掘って、
それでも全然めげないで笑ってる。
「アマノジャクって中居君のことだよね〜愛される馬鹿のせい!」
って中居君に思いっきり突っ込んで、
中居君にすねたお顔作らせちゃうし。
ヤフオクドーム近くのヒルトンホテルから見える砂浜に
ファンの書いた大きな絵があって、
「そこに今日は吾郎さんの顔が書いてあったよ〜。」って話も
剛君が切り出したし、
吾郎さんが全裸でヒルトンホテルの部屋から
グッズに並ぶファンを見ていたという話も、
「裸のことでは俺は何も言えないから」みたいなことを自分で言って、
「でも(俺は)大丈夫!生まれ変わったからね〜!」って
大きな声で話してました。

とにかく積極的にトークをリードするし、ボケもツッコミも冴えているし、
剛君があんなにメンバーと対等な感じで
思いっきり元気に話している姿にびっくり。
健さんが亡くなったので、元気がないかもと少し心配したのが
杞憂だったくらいでした。

でも話を聞いていると、その日の前の晩に慎吾ちゃんと吾郎さんと、
美味しい水炊き屋さんに行ったという話が。
中居君は誘ったけどスルーされたし、木村君はさんまさんと食事に行って、
マネさんを通して連絡したはずなんだけど伝わっていなかったとか。

そして、念願だったライブ後初めてのビールで乾杯を
まずは3人で実現したそうです
話した内容は「どうせ俺と木村の話だろう」と中居君に言われて、
「中居君の悪口は少し言ってたかなあ」みたいな話になりました。
でも、私はその水炊き屋さんに3人で行って話したことは
そういうことではなくて、
もっと剛君の心の琴線に触れるしみじみした
深い話だったのではないだろうか、
と勝手に妄想しながら聞いていました。
前日まで残っていたもやもやが消えるほど、
剛君の心が整理され、前向きになれるような話を
3人でできたのではないか。
そうとしか思えないほどに、
21日はすっきりと充実した表情の剛君でしたから。
具体的なことはわかりませんが、
高倉健さんの話が出たに違いないと私は思うし、
慎吾ちゃんと吾郎さんと乾杯できて、食事をして、話をして、
剛君の不安定だった心に2人の優しさがしみ込んで、
あたたかく潤したに違いない

歌も思い切り声が出ていたし、踊りもバク転もキレキレで絶好調
巨人さんコントの「あるばい!あるばい!」も噛むことなく、
テンポよく楽しげに進んで、剛君のコントにしては出来が良かったなあ

「ココカラ」は剛君のソロの時いつも他のメンバーにいろいろされて、
なかなか歌えなかったのに、21日はメンバーの攻撃がお口以外だったので、
しっかり歌えました
声の伸びも良くすごく上手に歌えたのでこれまた意外。
剛君もソロ直後「歌えた!」って言って笑顔で言っていましたから。
でもこれって後から知ったのですが、この日この曲を作った和田唱さんが
会場に見に来られていたのですよね。
さすがに作曲者の前でおふざけはダメだ
Twitterのレポによると22日のココカラもしっかり歌えていたらしいので、
もうこれから後は剛君のソロがしっかり聞けるかもしれませんね。

その和田さんが作詞作曲した『藍色のGANG』、とにかく話題のように、
進化具合が半端なくてすごい曲になってきました。
京セラで見た時は東京の時より一通り聴けるようになっていて、
剛君の熱情を最初から最初まで出し切ってるって感じの感動でしたが、
福岡まで来ると、1つの物語としてイントロが序章になっていて、
ギターの弾き方も人を物語に誘い込むような優しく艶かしい入り方でした。
本題に入ってからクライマックスへと次第に盛り上げてきて、
唄い方もギターの弾き方もロックンロールで熱を帯びてきます。
間奏で「Hey!」と自ら間の手を入れてさらに盛り上げて行く余裕まで・・・
曲は和田唱作ではありますが、
「藍色のGANG」が主人公の物語を自作自演する
熱血クリエイター剛の心意気に打たれ、胸が熱くなる私でした

そして、今回のライブで、なんと背中がゾクッとするような瞬間が
実は何度かあったのです。
私は最近ちょっと視力が落ちたので車の運転用に
かなり遠くまでよく見えるメガネを作りました。そのメガネをかけて
センターステージで歌っている剛君の左60度くらいの横顔を見た時、
私自身全く意識の中にないはずなのに、(なんかおかしな人みたいですが)
その横顔がはっきりと若かりし日の高倉健さんの横顔に見えました。
「あ、健さんだ!」っと思った瞬間、なんか背中がゾクッとしました。
天井からのスポットライトの光から健さんが降臨してきたような感じ。
そう思ったらスクリーンに映る男らしい渋い表情の時の剛君の顔も、
時々健さんに見える時があって。自分でも怖いくらい・・・
私は今までこういうこと感じる人じゃなかったので、
かなり衝撃的だったです

だから、今日のブログはあまりたくさんの人に読んでもらいたくない気持ちです。映画界の人たちだって、健さんの遺作の『あなたへ』に
なぜ草彅剛が出演できたのかって思っている方もたくさんいるでしょうし、
つかさんに「高倉健になれる」って言われたのを快く思っていない方、
鼻から無視している方もたくさんいるでしょう。
私だってつかさんの言葉を動画で見た時、
「つかさん嬉しいけど、言い過ぎじゃあ?」って少し思いましたもの。
でも、高倉健さんと剛君とのエピソードをいろいろ知るごとに
健さんはアイドルである草彅剛の中に確かに何かを見いだし、
愛して下さっていたのだと実感できるようになりました
私だって、こうやって応援し続けたくなるのも剛君に何かがあるから・・・。

今回一緒にライブに行ってくれた主人に
「藍色のGANGどう思った?」って聞いたら、
「もともと(彼は)歌がとびきり上手いわけじゃないし、
 ギターだって習い立て。
 でも、それでもこれだけ観客の心を掴み魅力的だということは、
 何かあるんだよね〜。」と主人。
「何かって、何?」と私。「・・・・・」の主人。
「あのねえ、ちょっと怖いんだけど、
 今回剛君の顔が本当に健さんに見えた時があって、
 ちょっと、ゾクってなったんだけど、おかしい?」と私。
「おかしくないんじゃないの、本当にそう感じたんだったら。」
「うん、そうだよね。」

高倉健さんと剛君に通ずるものは何か、一言では言い表せませんが、
「男気」「哀愁」「不器用」「純」「清潔感」「品」
「素朴さ」「優しさ」「可愛さ」「いたずらっ子」・・・。
とても良く似ているなんて畏れ多くて言えません。
ただ、何かが何かのご縁で繋がっていると思います。
そのことを1番強く感じた福岡ライブになりました

そんな2人が一度だけ共演した『あなたへ』が
本日9時から日曜洋画劇場放送です。
見るのは5回目になりますが、
心から高倉健さんを偲んでゆっくり観たいと思います。
また同じ時間から『NHKスペシャル・高倉健という生き方』も放送。
こちらは永久保存版で後でゆっくりと見せていただきます。

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