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2013-04-29 12:40 | カテゴリ:舞台
昨夜遅くに、東京から帰ってきました。ハードスケジュールだったので、
昨夜はそのまま寝て今、目が覚めたところです

目が覚めて心に残っていたのは、昨日目の前で見た
胸に手をあてながら天をあおいでいたスクネの姿でした。
痛々しいような悲しみ、そして抑えきれない愛。
その2つを胸に勇者は天をあおいでいたのです。

自分には助けられなかった愛する幼なじみがいて、
国の混乱の中人を殺めてきた過去があり、
白い花のような美しい可憐な女性を愛しても、
自分には全くその資格がないと心を閉ざし、
そして彼女の幸せのためなら、彼女の笑顔のためなら、
自分は消えても悔いはない。

スクネの表情まではっきり見ることができたので、
怒りも、悲しみも、優しさも、笑顔も、
私の心にしっかり刻み込むことができました。
でもそれゆえに一晩たっても消えないこの切ない気持ち

他の共演者の方の演技もみなさん素晴らしかったです
迫力のある動きと発声で、それぞれのキャラクターを
しっかり演じきっていらっしゃいました
また、大杉漣さんの舞台人としての熟練の演技は、
舞台に深みを与えていました。
橋本じゅんさん「おはこ」の自由奔放な演技は本当に楽しく、
重苦しい内容の清涼剤のようでした
みなさんのおっしゃっていたスクネとの掛け合い漫才とは、
このことだったんですね。
剛君のお笑い演技が、じゅんさんと共演した1ヶ月公演のおかげで、
上達させていただいた(笑)ような気がします

脚本と演出に関して、もう少し踏み込んでもよいのでは、と思うところがなかったわけではありません。三角関係の苦しさ、ネックレスとスクネの素性の意味、イゼリとヤマタイのその後など・・・。時間の制限上、あの大作をまとめるのは大変だったと思います

ただ、ファンだから、というわけではないと思いますが、
最後サクヤとマナコたちが乳飲み子の周りに集まり
幸せの時を迎えたラストシ-ン。
そこに静かに現れたスクネの語りは、全てを昇華するほどの、
優しさと清清しさがあり、観客を納得させ、感動させてしまう
不思議な力がありました

今回の上京で2回観劇することができました。
27日の昼公演で最初のあたりで滑舌やテンポが悪く、
剛君、大丈夫?と一瞬ハラハラしましたが、
あっというまに波に乗っていきました
昨日28日は最初から調子が良くアクションも台詞回しもきれきれで、
荒々しい男っぽさも格好良さも全開でした

でも、ファンならではの心配性で、大丈夫だろうか、という思いを
どこかに持ってしまうのですが、
あのラストのスクネの語りの美しさは
そんな心配をぶっとばしてしまうほどの素晴らしさでした
言葉が一つ一つが明瞭に発声されていて、
メッセージが観客の心にしっかりと届きます。
美しい言葉、美しい心

ああいう場面でのあのような語りは、正直それを演じている役者自身の
人間性をも透けて見えるある意味おそろしさがあると思うのですが、
剛君自身にあのような美しい心がないと、また、あのような思いがないと
説得力をもたせることができないと思うのです。
観客を感動させることができないと思うのです。

・・・それとも、もしかして「呪術」を使った(笑)?

そこが、役者草なぎ剛の凄いところなのですよねー、ほんとに

だからますます好きになっちゃうんですよねー、ほんとに

何が素敵って、カーテンコールで胸に手を当て、
観客に向かって深くお辞儀をする真摯な姿が心に残りました。
そして最後に本当に岩戸の真ん中から退場しようと
後ろ向きに歩いて行く後ろ姿が、
仕事をやり遂げた大人の背中、っていう感じで男前でした

メッセージカードをBOXに入れてきました。
「いつも私たちのために頑張ってくれてありがとう!
 くれぐれも無理をしないで身体に気をつけてくださいね。」

千秋楽が大盛況のうちに、無事終幕されますよう、心からお祈りしています  


PS.千秋楽、ハプニングがあったそうですが、感動のフィナーレだったようですね。キャスト、スタッフの皆様本当に長い間お疲れ様でした

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