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2013-07-31 01:32 |
カテゴリ:舞台
信州に旅立つ前日の26日の夜、どうしても観たかったので、
ハードスケジュールになるのを覚悟で
京都で大学生の娘と落ち合い、『熱海殺人事件』を観劇しました。
京都南座という由緒ある劇場で公演できるなんて、
凄いことだなとまず思いました。
『熱海殺人事件』ですが、
さすがにつかさんのお墨付きをいただいている錦織さんだけあって、
テンポや動きがよく、泣き笑いが絶妙に計算された
見応えのある素晴らしい演出だったと思います。
ジャニーズの舞台を演出されているという錦織さんの作品を
今まで観たことがなかったので、
正直まだその演出力に対して、
自分としては半信半疑なところがあったのですが、
初めて観せていただいてそれは失礼なことであったと
あらためてしっかりと認識をしました。
さすがつかさんが見込んだだけの演出だったし、
つかこうへい事務所が許可するだけのことはあると納得しました。
ただ、これはもう言うまでもありませんが、
残念なことに、錦織さんの声が、
京都公演では、どうしようもないほど潰れてしまっていたことは
否定のしようがありません。
おそらく、つか作品の代表作を主演演出できるということで、
感激し全身全霊をかけてこの作品に取り組まれたことと思いますが、
それが仇となり、きっと稽古中も声を嗄らすほどの熱血指導をなさったのでしょう。
東京公演でも力が入った熱演だっただろうと予想されます。
あまりにも熱い情熱が、裏目にでてしまったことは
ご本人も本当に残念だったでしょうね。
演技は硬軟とり混ぜた巧みな演技だったので、
さすが舞台人として認められてきた人だと思いました。
この舞台でもうひとつ驚いたのはジャニーズのA.B.C-Zの
戸塚祥太君の演技の巧さです。
ジャニーズの舞台をやっている若手はもう、
馬鹿にできない実力を持っている人が多いですね。
おそらく他の舞台俳優にもひけを取らない力を持っているでしょう。
見栄えもいいし、歌もうまいし、声も滑舌もいいし、
格好いい演技も泣かせる素朴な演技もこなせる
素晴らしい役者さんでした。
こんな若手を育てているジャニーズ事務所の
底力を見せつけられたように思いました。
また共演の逆木圭一郎さんと黒谷友香さんは
全く不安を感じさせない余裕の演技で、
さすが役者として経験を積んできた実力者の
貫禄を魅せてくれました。
特に黒谷友香さんはつかさんに信頼されていた
つか作品の看板女優さんなので、つか作品の見せ場を掴んでいて、
観客に作品のテーマと魅力をしっかり伝えてくれました。
大山金太郎が幼なじみの女工を殺すに至った経緯を、戸塚君と黒谷さんが2人芝居で見せていく場面は臨場感があり胸に迫る場面で、
一緒に観た大学生の娘も感動したと言っていました。
このようにつか作品を忠実にかつ現代的な要素も少し取り入れながら再現したこの舞台は、再演として合格点だったのではないでしょうか。(錦織さんの声が潰れた以外は。)
ただ、私は台詞の意味も全て理解でき、
つか作品を味わうことができたのですが、
20歳の娘が言うには、ジェネレーションギャップから、
言葉の意味がわからなかったり、
時代背景が理解できなかったりしたことも
少なからずあったそうです。
娘の勉強不足とも言えますが、
やはり昭和や戦後の混乱を全く知らない平成生まれが
つか作品を理解しきるのは、なかなか簡単ではないようです。
人間の滑稽さと悲哀と情感を描いたつか作品を古典にしないために、
これからも、もうひとひねりもふたひねりもしていく必要があるのかもしれません。
ところで、剛君はこの舞台を初日に観たのですよね。
羨望の気持ちを強く抱きながら舞台を見つめていたのではないかと
私は想像します。
剛君が若い時に演じさせていただき、
可愛がっていただいたつかさんの作品。
演じたくないはずがありません。
ただつか作品は本当に饒舌で、台詞の量が半端ないですし、
動きも激しいですよね。
あれだけの台詞や動きを覚える時間が剛君にあるでしょうか。
よほどスケジュールを調整しなくてはならないでしょうし、
発声の訓練もかなり真剣にやらなければやはり声が潰れてしまうでしょう。
私は簡単に今までつか作品に剛君が出てほしいと思っていましたが、
この度あらためて『熱海殺人事件』を観てそう簡単なことではないのだと思い知らされました。
いろいろな条件が整えば、もちろん剛君にもチャンスがめぐってきてほしいし、挑戦してほしいなあと思います。
実現すれば、それこそ全力で応援するでしょう。
でももし条件が整わない時は、他の方の作品でも構わないので
舞台に立ち続けてほしいですね。
「ポポロ」でも「また舞台をやりたいな。」ってイメージトレーニングしながらジムで泳いでいると言っていますしね。
やはり、つかさんのおかげで目覚めた舞台の魅力を
剛君はこれからも忘れないでしょう。
剛君の夢とファンの夢が叶えられたらいいですね。
明日はいよいよ「FNSうたの夏まつり」です。
剛君、SMAPの頑張りが楽しみです
。
ハードスケジュールになるのを覚悟で
京都で大学生の娘と落ち合い、『熱海殺人事件』を観劇しました。
京都南座という由緒ある劇場で公演できるなんて、
凄いことだなとまず思いました。
『熱海殺人事件』ですが、
さすがにつかさんのお墨付きをいただいている錦織さんだけあって、
テンポや動きがよく、泣き笑いが絶妙に計算された
見応えのある素晴らしい演出だったと思います。
ジャニーズの舞台を演出されているという錦織さんの作品を
今まで観たことがなかったので、
正直まだその演出力に対して、
自分としては半信半疑なところがあったのですが、
初めて観せていただいてそれは失礼なことであったと
あらためてしっかりと認識をしました。
さすがつかさんが見込んだだけの演出だったし、
つかこうへい事務所が許可するだけのことはあると納得しました。
ただ、これはもう言うまでもありませんが、
残念なことに、錦織さんの声が、
京都公演では、どうしようもないほど潰れてしまっていたことは
否定のしようがありません。
おそらく、つか作品の代表作を主演演出できるということで、
感激し全身全霊をかけてこの作品に取り組まれたことと思いますが、
それが仇となり、きっと稽古中も声を嗄らすほどの熱血指導をなさったのでしょう。
東京公演でも力が入った熱演だっただろうと予想されます。
あまりにも熱い情熱が、裏目にでてしまったことは
ご本人も本当に残念だったでしょうね。
演技は硬軟とり混ぜた巧みな演技だったので、
さすが舞台人として認められてきた人だと思いました。
この舞台でもうひとつ驚いたのはジャニーズのA.B.C-Zの
戸塚祥太君の演技の巧さです。
ジャニーズの舞台をやっている若手はもう、
馬鹿にできない実力を持っている人が多いですね。
おそらく他の舞台俳優にもひけを取らない力を持っているでしょう。
見栄えもいいし、歌もうまいし、声も滑舌もいいし、
格好いい演技も泣かせる素朴な演技もこなせる
素晴らしい役者さんでした。
こんな若手を育てているジャニーズ事務所の
底力を見せつけられたように思いました。
また共演の逆木圭一郎さんと黒谷友香さんは
全く不安を感じさせない余裕の演技で、
さすが役者として経験を積んできた実力者の
貫禄を魅せてくれました。
特に黒谷友香さんはつかさんに信頼されていた
つか作品の看板女優さんなので、つか作品の見せ場を掴んでいて、
観客に作品のテーマと魅力をしっかり伝えてくれました。
大山金太郎が幼なじみの女工を殺すに至った経緯を、戸塚君と黒谷さんが2人芝居で見せていく場面は臨場感があり胸に迫る場面で、
一緒に観た大学生の娘も感動したと言っていました。
このようにつか作品を忠実にかつ現代的な要素も少し取り入れながら再現したこの舞台は、再演として合格点だったのではないでしょうか。(錦織さんの声が潰れた以外は。)
ただ、私は台詞の意味も全て理解でき、
つか作品を味わうことができたのですが、
20歳の娘が言うには、ジェネレーションギャップから、
言葉の意味がわからなかったり、
時代背景が理解できなかったりしたことも
少なからずあったそうです。
娘の勉強不足とも言えますが、
やはり昭和や戦後の混乱を全く知らない平成生まれが
つか作品を理解しきるのは、なかなか簡単ではないようです。
人間の滑稽さと悲哀と情感を描いたつか作品を古典にしないために、
これからも、もうひとひねりもふたひねりもしていく必要があるのかもしれません。
ところで、剛君はこの舞台を初日に観たのですよね。
羨望の気持ちを強く抱きながら舞台を見つめていたのではないかと
私は想像します。
剛君が若い時に演じさせていただき、
可愛がっていただいたつかさんの作品。
演じたくないはずがありません。
ただつか作品は本当に饒舌で、台詞の量が半端ないですし、
動きも激しいですよね。
あれだけの台詞や動きを覚える時間が剛君にあるでしょうか。
よほどスケジュールを調整しなくてはならないでしょうし、
発声の訓練もかなり真剣にやらなければやはり声が潰れてしまうでしょう。
私は簡単に今までつか作品に剛君が出てほしいと思っていましたが、
この度あらためて『熱海殺人事件』を観てそう簡単なことではないのだと思い知らされました。
いろいろな条件が整えば、もちろん剛君にもチャンスがめぐってきてほしいし、挑戦してほしいなあと思います。
実現すれば、それこそ全力で応援するでしょう。
でももし条件が整わない時は、他の方の作品でも構わないので
舞台に立ち続けてほしいですね。
「ポポロ」でも「また舞台をやりたいな。」ってイメージトレーニングしながらジムで泳いでいると言っていますしね。
やはり、つかさんのおかげで目覚めた舞台の魅力を
剛君はこれからも忘れないでしょう。
剛君の夢とファンの夢が叶えられたらいいですね。
明日はいよいよ「FNSうたの夏まつり」です。
剛君、SMAPの頑張りが楽しみです

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