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2021-10-22 18:00 | カテゴリ:未分類
昨日NHKで放送された「シブ5時」での
徳川慶喜を演じる草彅剛さんへのインタビューは
明治期の断髪した徳川慶喜公のお姿を
たくさん見ることができましたし、
剛君の演技の秘密に迫る興味深い内容で、
大変見応えがありました。

所々インタビュアーを煙に巻くような
面白い言葉を織り込みながら、
聞く人を飽きさせないさすがのトーク力を見せつつ、
普段以上に演技の秘密について語ってくれた剛君。

一緒に番組の録画を見ていた夫も、
「シャドーボクシングをしてカマしている。
そこから亮君との駆け引きが始まっているんですよ」
とか、湧き上がる感情を載せていくだけでなく
時には台本にない演じ方を試して見る、
「ここは怒るト書きだけれど、あまり怒るの
やめようかなみたいな。そうしたら監督困るのかな」
とか思ってやってみる、などと言う剛君の斬新な
演技法がたいへん興味深いと言っておりました。

「みんなの総合パワーというか、
 みんなのを受け取ったあとは僕が頑張る」
「視聴者をドキッとさせるために極端にやってみる」
「気持ちがいちばん大事。
 感覚で演じるというのは芝居冥利に尽きる」
「仕事中は食事を取らない」という衝撃の事実も
明かされました。剛君って最近こそ明るくて
苦労している感じを全く感じさせないですが、
若い時からストイックな人だったんですよね。
それこそ、物事の本質を捉えるために、
体も心もピュアな状態であるよう研ぎ澄ましている
っていう感じがあったんです。そういう状態を
キープするために食事を食べていなかったなんて、
その徹底したプロ意識に頭が下がります。

『草彅やすともさんのウサギとかめ』で、
ご自身のことを「りんごでも食べたいなあ」と
のどかに呟いているような
子どもだったと言っていましたが、
そんなあどけない少年が、
お仕事中は食事を取らない
「本質を掴み取る力が凄まじい」
お芝居の求道者になったという事実に感嘆します。
やはり、人並外れた演技の裏には
並々ならぬプロとしての姿勢が
隠されていたのだと再認識させられますが、
くれぐれも健康には気をつけていただきたいですね。

珍しく演技の秘密について多く語ってくれた剛君。
それだけ徳川慶喜という素晴らしい役を
くださったNHKのスタッフの皆さんへの
感謝の気持ちが強いということですね。
番組スタッフと剛君との間にある信頼関係が素敵で
長年のファンとして感慨深い気持ちになりました。

『青天を衝け』の最終回とその前の回が、
15分拡大版になったという
嬉しいお知らせもありましたし、
今後、断髪した白髪も混じる慶喜公を
どのように見せてくれるのか楽しみです。
亮君の演技を確認して「すばらしい」と呟いた
剛君の後ろ姿は渋みと包容力のある
大人らしさがあってとても魅力的でした。

剛君が徳川慶喜をしっかりとコンプリートして、
新しい人生を切り開いていく様子を見届けたいと
期待がますます膨らみます。

昨日公開された『なぎスケ』エピソード49の
ユースケさんの剛君評が
感動的な内容が多くて嬉しかったですね。
「本当の意味で(剛は)俺なんかの何十倍も優しい。
 人のために涙流せたりだとか
 ちゃんと仁義を重んじたりするような人」
そうなんだろうなあと思ってはいたけれど、
嘘をつけない正直なユースケさんにそんなことを
言っていただけるなんて、本当に有り難いことですね!

明日10/23は『アルトゥロ・ウイの興隆』の
一般発売日です。いつの間にか夫も剛君の作品は
全て一緒に見てくれるようになったので、
京都での公演の土日は2枚ずつ申し込んでいたのですが、
これまでは平日のひとり分しか当選せず、
明日の一般発売にかけるしかないかと思っていたのです。
でも、本日ぴあ2次先行抽選の結果が出て、
12月26日(日)の京都千秋楽が2枚当選していました。

コロナ前に最後に見た舞台が
『アルトゥロ・ウイの興隆』で
コロナ自粛後初めて見る舞台も
『アルトゥロ・ウイの興隆』ということになりそうです。
全公演が無事に開催されますように。
そしてあの舞台に込められた願いが
閉塞感いっぱいの世の中を少しでも照らしますように。
そんな願いを込めて、
年末までの日々を気をつけながら丁寧に過ごしたいです。


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