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2021-04-30 18:07 | カテゴリ:映画
「ミッドナイトスワン」のDVD・Blu-rayが届き、
特典映像を繰り返し鑑賞しています。
ネタバレがありますので、ご注意ください!

衣装を纏ってスタンバイしている時の剛君は
すでに半分は凪沙さんのようで柔らかく綺麗です。
樹咲ちゃんを見る目が女らしく優しい。

でも、撮影になると完全に凪沙に切り替わるので、
その時の集中力は凄まじいものであると驚嘆します。
100パーセント役に入った時のなりきり様は、
さすが千両役者であると唸らざるをえません。
鋭い感受性で作品の全体や役のあり方を捉えていて、
的確に場面を、役を体現してしまうので、
監督も初めて見る剛君の解釈
表現に驚かされる連続だったようです。
まさにジャズの人。
その場で総合的に直感的に生み出してしまう。
審美眼があり、芸術を咀嚼する力が飛び抜けています。
「凪沙はバスに乗っていなかったかもしれない。」と
詩的に捉えているところもドキッとさせられました。

それとともに剛君の素の優しさに
グッとさせられましたね。
凪沙の部屋で一果が感情を爆発させるシーン、
なかなか上手くいかない感じで、
監督がイライラして緊迫している状況の時、
剛君が樹咲ちゃんを気遣って、
細やかに段取りを確認したり、励ましたりして、
とても優しく寄り添っている感じでした。
剛君は素の時もとても愛情深い人なのだと
しみじみ感じ入りました。
剛君の作品が胸を打つのは、剛君自身が持つ
父性母性が本物だからだと私は常々思っています。

内田監督の撮影秘話も面白かったですね。
いろいろなシーンで
監督が予想していなかったことが起こったと
お話ししてくださいました。
たくさんのスタッフの意見やアイデアを採用し
予定していたことがどんどん変わっていったと。
監督が本意ではなかったことも、
キャストスタッフそれぞれの思いアイデアを生かし、
より良いものになっていったと。
監督❗️素晴らしいではありませんか。
ご自身の固定観念に縛られず、
現場でデイスカッションしながら最良なものを作り出す。
その監督の柔らかい感性があの傑作を生み出したのですね。

スタッフキャストそれぞれがお互いを尊敬し、
妥協することなく最良のものを追求し続けた現場。
日本の映画界に風穴を開けたスタッフキャストの皆さんに
心から敬意を表します❗️

そして撮影の伊藤真樹さん❗️
剛君の素晴らしいアップを撮ってくださって
本当にありがとうございました。
映画「任侠ヘルパー」の山本英夫さんを
彷彿とさせるドアップ❗️
また、是非伊藤さんに(もちろん山本英夫さんにも)
剛君を撮っていただきたい。
伊藤さんの情熱に応えた役者草彅剛もお見事でした。

未公開シーンも全部入れば良かったのに❗️
本当にどれも大切なシーンばかり。もったいない💦
芸術作品をまとめあげるって本当に大変なんですね。

素敵な撮影秘話の数々。
見応えたっぷりで、素晴らしかったです。
そりゃあ、こんな幸せな現場。なかなかありませんね。
剛君の人生とみなさんの人生が交差した幸せ。
お裾分けいただきありがとうございました❤️

追記
凪沙の部屋で水槽を前に凪沙が鼻歌を歌うところ、
ノベライズ本で「追憶」と書いてあったので、
ときめいたのです。
バーブラ・ストライサンドと
ロバート・レッドフォードの映画で
私の好きな映画ベスト3に入る作品だったので、
そうくるかあ。監督と私の趣味は似ているのか?
なんて思っていたので。合ってるかな?
でも、映画館で何回確かめてもどうも「追憶」には
聞こえない。ある時はそれを確かめるために
夫と2人で映画館の前の方で耳をすましたことさえ。
夫婦で「どうも違うようだね」と言い合ったことも。
そのことが特典映像の中でハッキリしましたね(笑)。
でも、あそこも「追憶」じゃなくて何かわからない
鼻歌だからこそ凪沙の孤独・やるせなさが際立った❗️
だから、結果オーライ。
ジャズな草彅剛に脱帽です(*゚Q゚*)❣️


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