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2024-02-22 15:51 | カテゴリ:未分類
放送もあと1ヶ月程を残すところになり、佳境に入った
朝ドラの『ブギウギ』を毎日視聴しています。
主人公の波乱万丈の人生に見ている私も一喜一憂しますが、
剛君演じる羽鳥善一先生のフラットで明るいキャラが
ドラマへの親和性を高めてくれます。

30年近く剛君のドラマを見続けていますが、
剛君が演じてきたドラマの様々な役の中でも、
このような役どころは珍しいのではないでしょうか。
そういう意味では役の幅が広がり、
剛君の新境地であるように思います。

剛君が今回これだけ自然体で魅力的に演じられるのも、
何十年にわたる経験と努力の賜。
バラエティーやドラマや舞台や映画で、
数え切れないほどの経験を積み重ねてきた結果
あの軽妙な羽鳥先生になった。
スマスマでのコントの数々も味があって楽しかったですし、
最近では『ワルイコあつまれ』でのパフォーマンスが、
演劇のお手本のようであらためて唸らされることが多くて。

朝ドラという長いストーリーの中で羽鳥先生を見ていると
話の流れの中でそのシーンはどういう意味や役割を持っているか
きちんと理解して演技に変化をつけていることが感じられますね。

今まで剛君が演じてきたドラマで
心に強く残ったシーンは数多くあります。
すぐに思い出すシーンをざっと挙げてみますと、

『僕の生きる道』
胃がんで余命1年と宣告され、
夜、アパートで鍋焼きうどんに落とそうとした生卵を
突然台所の壁に投げつけるシーン。
みどり先生に木の下で告白するシーン。
田舎の母親に胃がんと余命について電話で伝えるシーン。

『僕と彼女と彼女の生きる道』
凛ちゃんとのふたり暮らしに慣れた頃、
凛ちゃんが母親に引き取られる日、
玄関から出ていく凛ちゃんを
見送る徹朗のとてつもなく悲しそうな表情。

『僕の歩く道』
夕暮れのベンチで園長先生と静かに語り合うテル。

『TEAM』
自分の説得によって更生させたと思っていた少年が
再び事件を起こしたと聞かされた時の風見の表情。

『13番目の客』
先輩の理髪師にパンを分け与えられ泣きながら食べるシーン。

『海峡をわたるバイオリン』
ストラディバリウスを舐める狂気を感じる陳昌絃。

『恋に落ちたら〜僕の成功の秘密〜』
超高速でキーボードを叩きプログラムを作る島男の姿。

『99年の愛』
戦場で戦死するときの一郎の最期。

『僕と妻の1778話の物語』
亡くなった妻に涙を流しながら
最後の物語を万年筆で空で書き綴る朔太郎。

『任侠ヘルパー』
介護施設が火事になって、
彦一たちが利用者たちを外に出し、介抱している時に
近所の野次馬たちの批判的な目にさらされ、
「出ていってやるよ。出ていきゃいいんだろ」と
啖呵を切る彦一。

『銭の戦争』
金のために婚約者のこずえと別れることを選択し、
こずえに札束を投げつけられる富生。

『 嘘の戦争』
復讐の相手二科興三が心臓発作で苦しんでいるのを目前にして
助けるか見殺しにするか葛藤する一ノ瀬浩一。

『青天を衝け』
能楽の衣装や天皇に謁見する時の直衣姿の美しい徳川慶喜。

『ぺぺロンチーノ』
海辺のレストランに招いた恩人たちの前で、
震災で亡くなった妻に対する思いを吐露する小野寺潔。

『罠の戦争』
別れた妻が国会議員になった時、政策秘書にと現れた鷲津亨が
可南子を優しく見つめる表情。

挙げ出したらキリがない心に残った名シーンの数々ですが、
今回の『ブギウギ』ではやはり『東京ブギウギ』を歌い上げる
スズ子を感無量で見つめながら指揮棒を振る羽鳥先生の表情が
圧巻でした。ようやく思い切り音楽を届けることができる喜び。
苦難の連続だったスズ子が歌い踊ることへの感慨。
心の底から溢れ出てくる喜びや感動が羽鳥先生から滲み出ていて、
感極まるとはこういうことなのだとこちらまでしみじみ。
歴史を作った音楽家の姿を自然体で演じていて本当に素敵でした。

剛君が届けてくれる心に残るシーンの数々。
『ブギウギ』という朝ドラで新たに更新されています。
クランクアップしたと記事で読みましたが、
剛君はクランクアップでは泣くかもしれないと言っていましたね。
アップの時、趣里ちゃんを見たら泣くかもしれない。
そういう気持ちになった作品は久しぶりだと・・・。

お芝居を愛する2人の相性の良さを感じずにはいられません。
お疲れ様でした。最後まで堪能させていただきますね。