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2021-06-16 16:01 | カテゴリ:ドラマ
主役の渋沢篤太夫がまさに主役になった第18回でしたね。

2月に始まった『青天を衝け』ですが、
主役の渋沢栄一のめっぽう威勢はいいが、
若気の至りというか井の中の蛙といおうか
短絡的な雰囲気に感情移入できず、
視聴者として少々焦ったい気持ちがありました。
それとは対照的に老成したような慶喜様の魅力と、
幕末の幕府の実態、一橋や水戸家中の人々への興味で
ドラマへの期待を膨らませてきた私ですが、
ここにきて、渋沢篤太夫の人間としての躍進ぶりが凄い❗️

やはり「可愛い子には旅をさせよ」ですね❗️
栄一が血洗島を出て志士になりたいと言った時、
ご両親が悩んだ末に了承しましたが、
その時代、なかなかできないことだろうと思って
見ていました。大人物の背後にはやはり
素晴らしいご両親がいるのだとあらためて思います。

血洗島で両親や親族、
村民たちの温かい愛情に包まれて
すくすくと育った青年が、
世の中に飛び出し、大海を知って、
自分の視野の狭さ、浅はかさに気づいていく。
多くの人々の考えや生き方に触れ、
困難を乗り越える術や、
自分を生かす道に気づいていく。
吉沢亮さんの演技も、高良健吾さんの演技も
困難に翻弄されればされるほど多彩になり、
見応えが出てきて面白くなってきました❗️❗️

ここにきて、血洗島で起こったことが
全て伏線として見事に回収され、
渋沢栄一という人物像を立体的に作り上げ、
ドラマティックにストーリーを展開にさせていく
説得力、構成力に感嘆せざるをえません。

それは渋沢栄一だけでなく
主人となる慶喜にも当てはまります。
篤太夫の話を聞き、父斉昭を思い出す慶喜。
「お百姓様と言って尊んでおった。」という言葉で
視聴者の脳裏に農人形が鮮明に思い浮かびましたし、
雷神となった烈公の姿が竹中直人さんを想起させ、
独特のおかしみも感じます。
「円四郎め、真に不思議なものを押しつけよった」で
死してもなお円四郎の存在を感じることができます。

出会うべくして出会い、不思議なご縁を結び、
そして真の主従となった徳川慶喜と渋沢栄一。
脚本の素晴らしい説得力に感動してしまいました❗️❗️

なんと言っても吉沢亮さんの恐れを知らない
清々しい軽妙な演技が見応えがありますし、
それを受けるどっしりと落ち着いた気高い慶喜様を
剛君が見事に演じていて惚れ惚れします。
草彅剛さんを追っかけて25年になりますが、
その役その役ごとに芯をしっかり捉えて
役のイメージを体現することのできる
俳優としてのセンス・能力に恐れ入るばかりです💓
剛君演じる役が魅力的なのは、
役のイメージを体現できるというだけにとどまらず、
剛君自身が持つ繊細で深い人間愛を感じるから
というのも大きな一因であると常々思っています。

16日水曜日放送の『歴史探偵』で、
「謎の将軍 徳川慶喜」が放送されたのを見ましたが、
ドラマの慶喜のような魅力的な内容ではありませんでした。
徳川慶喜の行動については賛否両論あるのは事実で、
どちらかというと
負の側面を事実として捉えた内容だった感じがします。
歴史の流れは無情で、慶喜がどんなに頑張ろうとも
最後四面楚歌にならざるをえなかったことも事実でしょう。
薩摩には薩摩の義というものがあったでしょう。
また、慶喜が自分の名誉に拘って、大政奉還後に
錦の御旗を掲げてしまった薩摩軍と
全面戦争を続けることのいろいろな意味での
リスクの大きさもあったでしょう。
慶喜公自身も「一生の不覚」と
思っていることもあるようです。
それでも渋沢栄一は晩年の慶喜に根気よく向き合い、
名誉を回復したいと粘り強く尽力しました。
そんな2人の稀有な関係が、
大森美香さんの脚本によって
丁寧に描かれることを期待したいですね。

先週に引き続き、今週もまた
剛君の嬉しい受賞の知らせが届きました。
第30回『日本映画プロフェッショナル大賞』の
主演男優賞を『ミッドナイトスワン 』で
受賞したそうです。
映画のプロフェッショナルにこだわる審査員の方々の
お墨付きをいただけて嬉しいし、第28回の大杉漣さん
(29回は受賞者なし)に続いての受賞で、
尚更感慨深いものがありますね。

剛君、主演男優賞おめでとうございます❗️❗️

ここにきて、剛君の実力が正当に評価されて
本当に嬉しいです。

世の中は幕末かと思うほどの
危機感を感じる今日この頃ですが、
本物のエンターテインメントの力で
世の中が少しでも良い方向に向かったらいいなと
願うばかりです。

P.S. 武田耕雲斎の最期が切なくて悲しかったです😭
  津田寛治さんお疲れ様でした。
  「烈公!今おそばに」が滲みました。

2021-06-09 00:22 | カテゴリ:ドラマ
第17回『青天を衝け』は命を落とした平岡円四郎を偲ぶ
妻、川路様、慶喜様、渋沢両人、一橋家中の人々の想いが、
とても丁寧に描かれていて、心に染みる回になりました。

人間は亡くなった時にその人の価値がわかるように思いますが、
これだけの人に深く愛されていた平岡円四郎は、本当に
愛嬌があり先見の明のある素晴らしい人であったのだなあと、
しみじみと思わずにはいられません。
日本の歴史の中には、教科書に載るような
それほど表立って有名でない人の中にも、
国を思い果敢に行動した立派な人がいたのだと思わされます。

木村佳乃さんがサバサバとした情の深い可愛いやすを
見事に演じられましたね。川路様との関わりも温かく
今となっては円四郎さんを含め微笑ましいお三方で、
いつまでも見ていたかったです。こういう何気ない情愛が
丁寧に描かれているところが、今回の大河ドラマが
味わい深い作品になっている所以ですね。

江戸に着いた渋沢両人が、円四郎の死を
猪飼様から聞いてショックを受けるところも描かれました。
心の拠り所を失った渋沢篤太夫と渋沢成一郎でしたが、
岡部藩の代官から引き渡すように言われた時に、
猪飼様がキッパリと断って守ってくださいました。
なんと感動的なシーンだったでしょう。円四郎が見込んだ
渋沢両人を守り抜くという猪飼様の熱い思いに
一橋家中ならではの仁義の熱さを感じずにはいられません。

京に着いて慶喜様から直々に労をねぎらわれた渋沢両人。
再度円四郎が渋沢両人を見込んでいたことが伝えられます。
そして「円四郎は自分の身代わりになって死んだのだ」と
家臣の前で話し、無念の思いに震えるような慶喜様。
額の傷が生々しく涙をこぼす川村恵十郎はじめ円四郎を
偲ぶ猪飼勝三郎、黒川嘉兵衛、原市之進。そして
渋沢篤太夫、渋沢成一郎。ここでも黒川様より、
「今後も一橋家のために働くように」と言葉をかけられます。
なんか男気があって一橋家中の皆様に心が惹かれますね。

男気といえば、かけがえのない忠臣平岡円四郎を失って、
本当の悲しみを知った慶喜様の顔つきが、今回明らかに
今までとは違う厳しい大人の顔つきに変わりました。

西郷吉之助との腹のさぐり合いの時の鋭い目つき。
天子様から勅命を直々に受け、
「ははっ!これより臣慶喜、御叡慮に従い、
 長州を征伐いたします。」と大声で奏上する横顔。
馬に跨り、前線に立って気丈に指揮する凛々しい姿。
命がけで自分の任務を果たそうとする
慶喜様に目を奪われます。
状況によって変化してきた徳川慶喜の心のあり様を、
繊細に的確に表現していく剛君の役者としての力量に
今更ながら驚かされ魅せられた第17回でした。

そんな感動に浸っていた月曜日、
またまた嬉しいニュースが❣️

「第47回放送文化基金賞テレビドラマ番組最優秀賞」
にNHK宮城発地域ドラマ『ぺぺロンチーノ』が選ばれ、
「演技賞 草彅剛」「脚本賞 一色信幸」もいただけたとか。

1年間の数多くの作品の中から最優秀作品賞と演技賞を
いただけるなんて、なんと素晴らしいことでしょうか❗️❗️
『ペペロンチーノ』は確かに震災に遭った人々の10年間の
気持ちを見事にすくいあげた胸に染みる名作でしたし、
剛君の表現が本当に繊細で柔らかくて温かかったのですよね。

剛君!演技賞受賞おめでとうございます❤️

剛君はここにきてもともとあった素晴らしい演技力に
プラスアルファーの深みが加わってきて発酵してきた感じ。
草彅剛さんの演技の魅力が広く認知されて嬉しい限りです。
これからも素敵な演技で私たちを魅了してくださいね(´ω`人)

2021-06-05 10:06 | カテゴリ:映画
『ミッドナイトスワン 』が
8月WOWOWで放送されることが決定しました❗️❗️

毎月テーマとなる作品に関わるクリエイターを迎えて
トークを展開する配信番組
『マンスリー・シネマセッション』の8月配信回は、
『ミッドナイトスワン 』の内田英治監督と
伊藤麻樹カメラマンが登場し、製作秘話を語る
トークセッションの模様を配信するそうです。
剛君にぎりぎりまでカメラで寄って、
アップを撮ることに拘った伊藤カメラマンの熱い思いが
たっぷり聞けるのではないかと楽しみにしています。

さらに、剛君がこれまで主演した6作品の映画を
特集する「『ミッドナイトスワン 』放送記念!
俳優草彅剛」の放送も決定。
『ミッドナイトスワン 』に加えて、次の5作品も放送
されることになりました

私は長年のファンなので全部見ていますし、
DVDも持っていますが、
最近草彅剛さんに興味を持ち、
まだ以下の作品を見ていない方は、これを機会に、
是非WOWOWで一気に見て頂きたいですね。
ラインナップされた作品は、どれも俳優草彅剛の
味のある演技を堪能できるものばかりで、
是非見て頂きたいおすすめ作品ばかりです。

『メッセンジャー』公開1999年
出演 飯島直子・草彅剛・矢部浩之・加山雄三

まだ若々しく運動神経抜群の24歳の剛君が
メッセンジャー(自転車便)として活躍する
ハラハラドキドキのラブコメディー。
爽快感がたまらないし、
話の展開もとても面白いです。
何せ若々しい剛君のシュッとしたお顔と
鋼のような美しい肉体と、
若者らしいクールでカッコイイ草彅剛が拝めますから
必見ですね。

『黄泉がえり』公開2003年
出演 草彅剛 竹内結子 石田ゆりこ 柴咲コウ

死んだ人が蘇るという超常現象を探るため、
厚生労働省職員の川田平太(草彅)は
自分の生まれ故郷でもある現地に赴く。
幼なじみとの恋心と黄泉がえり現象が
交差してとても切なくなる作品。
竹内結子さんと初めてがっつり組んだ大ヒット作。
今見返すとさらに切なさが増しますね。
柴咲コウさんの歌う「月のしずく」がとても好きです。

『ホテルビーナス』公開2004年
出演 草彅剛・香川照之・中谷美紀・市村正親

世界四大映画祭「モスクワ国際映画祭 
コンペティションパークペクティブ部門最優秀賞受賞」。
日本映画ではあるが、セリフは全編韓国語。
ロケがウラジオストクで行われ、
独特の無国籍感を醸し出している作品。剛君の
タップダンスが見もので異国情緒たっぷり。
少ないセリフの中にビーナス(市村正親)と
チョナン(草彅剛)の優しさが滲み出ていて染みます。
長髪で洗練されたカッコイイ剛君が必見ですね。

『山のあなた 徳市の恋』公開2008年
出演 草彅剛 加瀬亮 マイコ 堤真一 津田寛治

山の温泉地で働く目の不自由な按摩・徳市(草彅)は
東京からきた美しい女性・美千穂(マイコ )の
療治をすることに。
美千穂に淡い恋心を抱く徳市だったが、彼女は宿屋で
起こった盗難事件の犯人として疑われてしまい・・・。
堤真一さんとの共演が見られて、
古くからの日本の情緒が味わえる趣深い作品です。
目の不自由な主人公を見事に演じる剛君が必見です。

『中学生円山』公開2013年
監督 宮藤官九郎 出演草彅剛 平岡拓真 遠藤賢司

マルチに活躍する宮藤官九郎さんが剛君とタッグを組み、
思春期の中学生男子の妄想を描いたホームドラマ。
シュールで変な感じの中にも
正義感と悲哀が込められていて、
なんとも魅力あふれる剛君の演技が必見です。

詳細はまだ発表されていませんが、
またWOWOWの冊子が送られてくると、
詳しい日程がわかると思います。

見応えがあって、楽しめる作品ばかりなので、
『ミッドナイトスワン 』や大河ドラマで
剛君の魅力を初めて知ったと言う方々にも
是非観ていただいて
がっつりファンになっていただきたいものですね💕