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2019-05-30 15:52 | カテゴリ:舞台
『家族のはなしPart1』はGW中の5月5日昼公演で1回目を観ました。
せっかくのGWでしたので、夫と朝から京都に出かけ、
今まで行ったことのなかった貴船神社と鞍馬寺を初めてお参りしました。
初夏の緑が美しいパワースポットでたっぷりとパワーを充電した後、
いざ京都劇場へ。演劇好きな私にも新鮮な舞台で、斬新さにびっくりでした。
笑って笑って最後にほろっとさせられる癒しの舞台。
犬のHappyが散歩に出た時の気持ちを独白するシーンの詩的な語り。
妻の笑顔が好きでつい笑わせてしまう優しい夫の切ない気持ち。
犬を飼って毎日世話をしている我が家の夫(*゚ェ゚*)も共感の嵐で、
「楽しい舞台だったねえ」ととても喜んでいました。

GWのチケットは急に行けなくなった方から譲っていただいたチケットでしたが、
29日の夜公演は新しい地図サイトで初めて当たった記念のチケット。
運良く前から2列目という良席だったので、同行してくれた地元の友人も嬉しい悲鳴。
剛君の演技ををがっつり真近で観て、「やっぱり生の剛君綺麗だねえ」と感激しきり。
「目の演技から細かい表情の変化まで見られて、ドキドキしたあ」
あまりの感動ぶりに私の方が「良かったねえ、良かったねえ」と聞き役に回るほど。
草彅剛の魅力にまた一人目覚めた人が増えたみたいで、喜ばしいことです(*´∀`人 ♪

第1話「わからない言葉」は構成から表現方法までまさに斬新で面白かったあ。
飼い主夫婦と犬と異国人。お互いにわからない言葉を話し、わかり合うことが難しい。
すれ違う気持ち。ぶつかり合う気持ち。時にパニック!でも愛がないわけじゃない。
わずかにわかる部分を手掛かりに愛しい気持ちをなんとかして伝えようとする。

我が家も4歳になる黒柴ちゃんを飼っているのですが、大人になった3歳くらいから、
ここ1年くらいコミュニケーションに困難さがついて回って、
悩んでいたんですよねえ。厳しく躾ければいいのか、
優しく接すればいいのかわからなくなってギクシャクしちゃって。
でも、試行錯誤の結果、結局犬も一匹の人格のようなものを持っているので、
その人格を尊重しながら接していかないといけないなあと気がつき始めた矢先、
この舞台を観たので、さらにその思いが裏付けられたような気持ちになったんです。

散歩に行く時のHappyの詩的な語りは、
ワンちゃんの散歩に行ける喜びが実感として伝わってきて感動的でした。
極め付けはバクバクさんの美しい歌声にうっとりして遠吠えをするHappy。
わああ、うちの黒柴ちゃんも全く同じような遠吠えをするんです。
毎日夕方6時に!!!夕暮れ時の
午後6時、町内放送で「夕焼け小焼け」の音楽が流れるのですが、
そのしっとりとしたメロディーが流れるのに合わせて、
黒柴ちゃんが歌うように遠吠えを。
毎日のお決まりになっている遠吠えと、
剛君の遠吠えがあまりに一緒だったのでびっくり!

剛君、ここ1ヶ月あまり犬役をやっているせいか、
本当に犬に見えるようになっていました。表情も動きも、
ビクッとする時も、遊んでいる時も、人に甘える時も、遠吠えする時も。
バクバクさんという大自然からやってきた人に触発されて、解放されて、
犬らしさが増していく変化を見事に表現していましたねえ。そして圧巻の遠吠え。
剛君は犬の気持ちだって
きちんとドラマチックに物語にして表現しきれる人なんだって、
あんぐりしてしまいました。その、何をも恐れぬ柔軟な感性と肉体に・・・。

マンションの1室が舞台なのに
映像を使って外の風景につなげていった演出も素晴らしい。

演者5人のアンサンブルが見事に調和をして作品の流れを美しく形作っていました。
5人の演者さんたちが努力して協力して一致団結して、
この難しい舞台で見事なアンサンブルを完成させたのだなあと恐れ入りました。
ブラボー(o‘∀‘o)*:◦♪って心の中で叫んじゃうくらい
完成度の高い舞台になっていました。
畠中洋さんの歌声、小林ひなこさんの真顔の日本語、面白かったあ。

第2話「笑って忘れて」は
もちろん愛し合う夫婦の健気さに心打たれるのですが、
深刻な状況にある2人の間を張って
ひたすら笑いをとる池田成志さんの名演が光っていました。
あそこまで表現しきる舞台人はなかなかいません。
アドリブも自在で、舞台の空気を掴んでしまう力量は素晴らしかったですねえ。
ずうっとふざけていたのに、
最後の最後にものすごく大切なセリフを残していくところが見事。
「奥さんが笑うのは、あなたが面白いからじゃない。信頼しているからだ。」と。
もう、そのセリフはお話を通り抜けて、
劇場に集まっているファンの心の代弁のようにも感じました。

小西真奈美ちゃんと剛君の涙ながらの美しい夫婦の姿に、
花を添えまくっている池田成志氏に心からの拍手を送りました。
さすがつかこうへい氏の元で同じ釜の飯を食べた先輩ですね(*´∀`人 ♪

帰り際友人と熱く熱く舞台への感動を漏らしながら帰途に着きました。
「本当に良かった。5人の演者さんの演技を堪能したね。演劇って素晴らしいね。
 生の舞台ってこんなにも心を癒してくれるんだね。剛君幅が出てきて素敵だね。」と。
こんなにもパワーと癒しをもらえる剛君の舞台、
これからもますます楽しみですね\(^o^)/

2019-05-30 12:02 | カテゴリ:映画
久々の更新です。覗きに来てくださっている方、申し訳ありませんでした
体調が悪かったわけではないのです。ちょっと心が低空飛行していました。
4月30日前後の時代の転換。
新しい時代が来るのだとワクワクするような気持ちでした。
でも、いろいろな報道になんか違和感を感じることが多かったんですよね。
時代の変わり目のお祭り騒ぎ、なんか政治ショー化しているような。
時代転換期に今の日本の現状をもっと丁寧に掘り下げて考えるべきなのではないのか。
問題山積なこの国に必要なものは一体何なのかきちんと向き合うべきはないのかと。

そんなざらざらするような違和感だらけ欲求不満だらけの
私の憂鬱を吹き飛ばしてくれたのが、
5月22日に発売された剛君主演映画の原作本『台風家族』でした。
昨日と一昨日の2日間で一気に読み終えたのですが、
前半こそこのロクでもない長男小鉄を剛君が演じたのかと不安がよぎりながらも、
後半の、まさに台風がやってきたような急展開に胸の鼓動が早くなり、
最後は感動の嵐。こう来たかあ〜。参ったなあ〜。いやはや、恐れ入りました。
それほど長くないこの原作本の中に
どれだけ今の日本の世相が浮き彫りになっていることか。

この原作本を書かれた市井昌秀監督と市井早苗夫人に心から脱帽ですし、
こんなに面白い内容が原作の映画『台風家族』の主演に
剛君を選んでくださったことが、心から嬉しくて嬉しくて。
ご夫妻が剛君を人間としても役者としても力量を認めてくださっているからこそ、
この役に当ててくださったであろうことが、ひしひしと伝わって来ました。
市井昌秀監督が「ひとまず小説を通して脳内シアターを起動してもらえたら」と
ツイートしていたように、脳内シアターをフル稼働して楽しませていただきました。

これほどの優れた内容で、草彅剛の魅力が満ち満ちているであろうこの映画は、
絶対、何としても、世に出さなければならないと、改めて固く心に刻みました。
こんな状況を作った人には激しい憤りを感じますが、
映画『台風家族』が世に出るために、
できるだけの力になりたいと思う人は多いと思います。
この作品に心から感動したファンとして、
映画が日の目を見るためにはどうすればいいのか、
これからも熱い気持ちで見守っていきたいです。
どうか監督ご夫妻の作品への情熱、
スタッフキャストの情熱が実を結びますように!!!