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2021-06-05 10:06 | カテゴリ:映画
『ミッドナイトスワン 』が
8月WOWOWで放送されることが決定しました❗️❗️

毎月テーマとなる作品に関わるクリエイターを迎えて
トークを展開する配信番組
『マンスリー・シネマセッション』の8月配信回は、
『ミッドナイトスワン 』の内田英治監督と
伊藤麻樹カメラマンが登場し、製作秘話を語る
トークセッションの模様を配信するそうです。
剛君にぎりぎりまでカメラで寄って、
アップを撮ることに拘った伊藤カメラマンの熱い思いが
たっぷり聞けるのではないかと楽しみにしています。

さらに、剛君がこれまで主演した6作品の映画を
特集する「『ミッドナイトスワン 』放送記念!
俳優草彅剛」の放送も決定。
『ミッドナイトスワン 』に加えて、次の5作品も放送
されることになりました

私は長年のファンなので全部見ていますし、
DVDも持っていますが、
最近草彅剛さんに興味を持ち、
まだ以下の作品を見ていない方は、これを機会に、
是非WOWOWで一気に見て頂きたいですね。
ラインナップされた作品は、どれも俳優草彅剛の
味のある演技を堪能できるものばかりで、
是非見て頂きたいおすすめ作品ばかりです。

『メッセンジャー』公開1999年
出演 飯島直子・草彅剛・矢部浩之・加山雄三

まだ若々しく運動神経抜群の24歳の剛君が
メッセンジャー(自転車便)として活躍する
ハラハラドキドキのラブコメディー。
爽快感がたまらないし、
話の展開もとても面白いです。
何せ若々しい剛君のシュッとしたお顔と
鋼のような美しい肉体と、
若者らしいクールでカッコイイ草彅剛が拝めますから
必見ですね。

『黄泉がえり』公開2003年
出演 草彅剛 竹内結子 石田ゆりこ 柴咲コウ

死んだ人が蘇るという超常現象を探るため、
厚生労働省職員の川田平太(草彅)は
自分の生まれ故郷でもある現地に赴く。
幼なじみとの恋心と黄泉がえり現象が
交差してとても切なくなる作品。
竹内結子さんと初めてがっつり組んだ大ヒット作。
今見返すとさらに切なさが増しますね。
柴咲コウさんの歌う「月のしずく」がとても好きです。

『ホテルビーナス』公開2004年
出演 草彅剛・香川照之・中谷美紀・市村正親

世界四大映画祭「モスクワ国際映画祭 
コンペティションパークペクティブ部門最優秀賞受賞」。
日本映画ではあるが、セリフは全編韓国語。
ロケがウラジオストクで行われ、
独特の無国籍感を醸し出している作品。剛君の
タップダンスが見もので異国情緒たっぷり。
少ないセリフの中にビーナス(市村正親)と
チョナン(草彅剛)の優しさが滲み出ていて染みます。
長髪で洗練されたカッコイイ剛君が必見ですね。

『山のあなた 徳市の恋』公開2008年
出演 草彅剛 加瀬亮 マイコ 堤真一 津田寛治

山の温泉地で働く目の不自由な按摩・徳市(草彅)は
東京からきた美しい女性・美千穂(マイコ )の
療治をすることに。
美千穂に淡い恋心を抱く徳市だったが、彼女は宿屋で
起こった盗難事件の犯人として疑われてしまい・・・。
堤真一さんとの共演が見られて、
古くからの日本の情緒が味わえる趣深い作品です。
目の不自由な主人公を見事に演じる剛君が必見です。

『中学生円山』公開2013年
監督 宮藤官九郎 出演草彅剛 平岡拓真 遠藤賢司

マルチに活躍する宮藤官九郎さんが剛君とタッグを組み、
思春期の中学生男子の妄想を描いたホームドラマ。
シュールで変な感じの中にも
正義感と悲哀が込められていて、
なんとも魅力あふれる剛君の演技が必見です。

詳細はまだ発表されていませんが、
またWOWOWの冊子が送られてくると、
詳しい日程がわかると思います。

見応えがあって、楽しめる作品ばかりなので、
『ミッドナイトスワン 』や大河ドラマで
剛君の魅力を初めて知ったと言う方々にも
是非観ていただいて
がっつりファンになっていただきたいものですね💕

2021-04-30 18:07 | カテゴリ:映画
「ミッドナイトスワン」のDVD・Blu-rayが届き、
特典映像を繰り返し鑑賞しています。
ネタバレがありますので、ご注意ください!

衣装を纏ってスタンバイしている時の剛君は
すでに半分は凪沙さんのようで柔らかく綺麗です。
樹咲ちゃんを見る目が女らしく優しい。

でも、撮影になると完全に凪沙に切り替わるので、
その時の集中力は凄まじいものであると驚嘆します。
100パーセント役に入った時のなりきり様は、
さすが千両役者であると唸らざるをえません。
鋭い感受性で作品の全体や役のあり方を捉えていて、
的確に場面を、役を体現してしまうので、
監督も初めて見る剛君の解釈
表現に驚かされる連続だったようです。
まさにジャズの人。
その場で総合的に直感的に生み出してしまう。
審美眼があり、芸術を咀嚼する力が飛び抜けています。
「凪沙はバスに乗っていなかったかもしれない。」と
詩的に捉えているところもドキッとさせられました。

それとともに剛君の素の優しさに
グッとさせられましたね。
凪沙の部屋で一果が感情を爆発させるシーン、
なかなか上手くいかない感じで、
監督がイライラして緊迫している状況の時、
剛君が樹咲ちゃんを気遣って、
細やかに段取りを確認したり、励ましたりして、
とても優しく寄り添っている感じでした。
剛君は素の時もとても愛情深い人なのだと
しみじみ感じ入りました。
剛君の作品が胸を打つのは、剛君自身が持つ
父性母性が本物だからだと私は常々思っています。

内田監督の撮影秘話も面白かったですね。
いろいろなシーンで
監督が予想していなかったことが起こったと
お話ししてくださいました。
たくさんのスタッフの意見やアイデアを採用し
予定していたことがどんどん変わっていったと。
監督が本意ではなかったことも、
キャストスタッフそれぞれの思いアイデアを生かし、
より良いものになっていったと。
監督❗️素晴らしいではありませんか。
ご自身の固定観念に縛られず、
現場でデイスカッションしながら最良なものを作り出す。
その監督の柔らかい感性があの傑作を生み出したのですね。

スタッフキャストそれぞれがお互いを尊敬し、
妥協することなく最良のものを追求し続けた現場。
日本の映画界に風穴を開けたスタッフキャストの皆さんに
心から敬意を表します❗️

そして撮影の伊藤真樹さん❗️
剛君の素晴らしいアップを撮ってくださって
本当にありがとうございました。
映画「任侠ヘルパー」の山本英夫さんを
彷彿とさせるドアップ❗️
また、是非伊藤さんに(もちろん山本英夫さんにも)
剛君を撮っていただきたい。
伊藤さんの情熱に応えた役者草彅剛もお見事でした。

未公開シーンも全部入れば良かったのに❗️
本当にどれも大切なシーンばかり。もったいない💦
芸術作品をまとめあげるって本当に大変なんですね。

素敵な撮影秘話の数々。
見応えたっぷりで、素晴らしかったです。
そりゃあ、こんな幸せな現場。なかなかありませんね。
剛君の人生とみなさんの人生が交差した幸せ。
お裾分けいただきありがとうございました❤️

追記
凪沙の部屋で水槽を前に凪沙が鼻歌を歌うところ、
ノベライズ本で「追憶」と書いてあったので、
ときめいたのです。
バーブラ・ストライサンドと
ロバート・レッドフォードの映画で
私の好きな映画ベスト3に入る作品だったので、
そうくるかあ。監督と私の趣味は似ているのか?
なんて思っていたので。合ってるかな?
でも、映画館で何回確かめてもどうも「追憶」には
聞こえない。ある時はそれを確かめるために
夫と2人で映画館の前の方で耳をすましたことさえ。
夫婦で「どうも違うようだね」と言い合ったことも。
そのことが特典映像の中でハッキリしましたね(笑)。
でも、あそこも「追憶」じゃなくて何かわからない
鼻歌だからこそ凪沙の孤独・やるせなさが際立った❗️
だから、結果オーライ。
ジャズな草彅剛に脱帽です(*゚Q゚*)❣️

2021-03-21 01:59 | カテゴリ:映画
草彅剛さま、
第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀作品賞受賞
おめでとうございます❗️❗️心よりお祝い申し上げます

昨日は日本アカデミー賞のレッドカーペットを歩く
剛君の勇姿を見ただけでも胸がいっぱいになりましたのに、
最優秀主演男優賞の発表の時には、
おそらく全国の剛ファンの皆さんと共に、
歓喜の声をあげてしまいました。
剛君の突き抜けた演技に間違いないと思ってはいても、
忖度を感じるテレビやマスコミに失望してきた年月があったので、
不安を拭い去ることができずにいました。
でも、日本アカデミー賞に恐れていたような忖度はありませんでした。
剛君が選ばれた瞬間の場の空気は剛君の受賞を心から称え、
喜んでくださっているようでした。
剛君は自分が選ばれるとは思っていなかったのか、
「いや、あの、まじっすか。
 ごめんなさい。頭が真っ白になってしまって。」
という第一声でスピーチが始まりましたね。
「本当に、今まで、皆さんとお仕事させていただいたこととか、
 仲間の皆さんに応援していただいていることとか、
 そうですね、慎吾ちゃんとか吾郎さんとか、
 本当に近い人たちが支えてくれて、
 今日ここの舞台に立てたんだなと思って嬉しいです。
 僕は代表として、これをもらうということで、
 1人の力では到底たどり着けないところですし、
 映画って、それぞれ作り手の方とか役者の気持ちとか、
 いろんな方向性はあると思うんですけど、
 1人1人の人生がより良く自由に全うできるような、
 そんな作品作りと人との関わりの中で、
 これからも自分の人生を全うしていきたいと思います。
 会ったことがない方でも、遠くから応援してくれている方、
 本当にありがとうございます。
 これからも精進してまいります。
 今日はありがとうございました。」とスピーチしました。
真っ白になったと言っても、
なんと落ち着いた気配りの行き届いた謙虚なスピーチだったでしょうか。

正直私はびっくりしてしまいましたよ。
ここ3年くらいの剛君は様々な面で進化が著しいですが、
この緊張の大舞台で、こんなに落ち着いてこんなに心のこもった
メッセージ性の高い優れたスピーチができるとは。
もう軽々しく「剛君」なんて呼んだらいけないんじゃないかと思うくらい、
魅力的で懐の深い大人になられましたね。
普段は爪を隠して深く考えずぼんやりしているように見せていますが、
本当は様々なことを沈思黙考している愛情深い人なのだと再認識しました。
全力で応援してきた人が、
その能力を正当に評価されたという喜びはもちろんながら、
剛君のスピーチ、振る舞い全てが尊くて誇らしくて
心が洗われるような喜びを感じました。

さらに喜びを倍増しにしてくれたのは、同じ舞台に並んだ
主演男優賞を受賞している佐藤浩一さん、小栗旬さん、菅田将暉さん、
二宮和也さんたちが剛君の受賞を心から讃えてくださっている姿でした。
発表前はちょっと渋い表情を見せていた佐藤浩一さんが、
5人でレッドカーペットを退場する時には、トロフィーを持った剛君に
笑顔で顔をくしゃくしゃにしながら祝福してくださいました。
そんな2人の様子を、小栗旬さん、菅田将暉さん、二宮和也さんが、
思いっきりの笑顔で見守っているというなんとも美しい光景。
素晴らしいですね。5人とも・・・。本当にありがたかったです😭

最優秀主演男優賞受賞だけでも喜びが爆発しましたのに、
正直各賞の流れからしてちょっと諦めかけていた最優秀作品賞で、
まさかの『ミッドナイトスワン 』❗️❗️❗️❗️❗️
私は再び歓喜の声。
剛君も内田英治監督も森谷雄プロデューサーも
服部樹咲さんも狐につままれたような様子でした。それでも
服部樹咲さんの落ち着いた透き通るような美しさが煌めいていました。

残念ながら番組放送内では剛君のスピーチしか流れませんでしたが、
「マジか!?って感じですよね。いいんっすか!?
 どうしようかな、これ。なんか奇跡起こるんだなって思って。」
「そうですね。諦めたりしないで、一歩ずつと言おうか、
 たまには振り返ることも人間誰しもあると思うんですけど、
 またそこから進むと、いいことあるんだなあと思って、
 本当にこの映画を愛していただいてありがとうございました。」
私は「本当にこの映画を愛していただいてありがとうございました。」
で締めくくった剛君に感服しました。

これは本当に愛を知っている人でないと出てこない言葉だと思います。
多くの人々の愛をきちんと受け止めている人でないと出てこないと思います。
立派な賞を受賞した喜びはもとより、剛君のスピーチに感動しました。

20年以上草彅剛さんを応援してきたファンにとって、
2021年3月19日は長年の夢が叶った記念すべき日になりました。
こんなに嬉しいなんてファン冥利に尽きます。
Youtube「ドラシネ」で森谷プロデューサーや内田英治監督の
アカデミー賞裏話を聞いても幸せですし、
Twitterで喜びを分かち合えるツイートを見るのも嬉しいです。
何が嬉しいって、今まで剛君のファンではなかった一般の人たちが
草彅剛さんに興味を持ち、評価してくださっているのがたまらなく嬉しい。
こんな日が来ることを長年待ち望んでいたのですから。

朝起きると、LINEに友人たちからお祝いメールがたくさん。娘からも。
でもいちばん嬉しかったのは東京で働く
(中学生の時、『僕の生きる道』のノベライズ本を自分で買い、
夏の読書感想文をそれで書いた)息子がわざわざ電話をくれたこと。
「草彅君、とったなあ!やったなあ、良かったなあ。
 確かにいい映画やったもんな。」と。
「うん、良かった。嬉しい。」
いつもはちょっと呆れ気味な息子が、
心から「良かったなあ」と言ってくれたことが感激でした。

剛君、内田監督はいつの日か再び剛君と映画を撮る案を
もうすでに誰にも言わず考え始めているそうですよ。

素敵な「人との関わり」の中で剛君らしく人生を全うしてくださいね。
これからも剛君の生み出す作品を楽しみに応援しています

2021-03-02 16:27 | カテゴリ:映画
草彅剛さん、ブルーリボン賞主演男優賞受賞おめでとうございます❗️

2月24日の朝、
何気なくネットを覗いたらこのニュースが駆け巡っていたので、
嬉しくて歓声を上げてしまいました。
期待して待ち構えている時は思うような結果でない時が多いのですが、
吉報はとつぜん舞い降りてくるのだとしみじみ思います。
俳優さんが演技を頑張るのは賞のためではないと思うので、
賞の有無にあまり拘らないようにしようと日頃思っているのですが、
やはり大きな賞をいただくと世間の人々の注目も集まるし、
剛君の演技に関心を持って、作品を見てくださる方も増えると思うので、
本当に喜ばしいことだと思います。
YouTubeで、スタッフキャストファンのみんなへ
感謝の辞を述べる剛君を見て、
あらためて喜びがこみ上げてくるような気持ちになりました。
頑張っている剛君にとっても励みになるし、
次の作品への原動力にもなりますよね。

「ミッドナイトスワン 」の演技は、
演技を超えて心に深く訴えるものがあります。
凪沙さんは正直で可愛くて本当に魅力的な女性でした。
内田監督もツイートしてくださった剛君の
「果てなき優しさ」が表出した作品。
高倉健さんも大杉漣さんも剛君らしさが活かせたこの役を
きっと喜んで見ていてくださっていますね。
頑張った剛君がご褒美をいただけて本当に嬉しいです。
これからも体に気をつけて
いろいろな人間の生き様を私たちに見せてくださいね。

大河ドラマも3回まで終わりましたが、
毎回徳川慶喜の美しいお姿、
複雑な表情に吸い込まれ眼福の極みであります。
裃姿が似合うだろうとは思っていましたが、
慶喜公になり切った剛君の裃姿は
神々しいほどの気品があって見惚れます。
斉昭公に反発する場面では
剛君のドスの効いた良い声が響いて迫力がありました。
「父上の傀儡将軍にはなりたくない」
「嘘は嫌いです」と言って草案を破り捨てるところなど
剛情さも描かれました。
弓を射れば的を射抜く武勇があり、
英邁さを併せ持った賢いお方であったようです。
それほどの才能を持った慶喜公が、
時代に翻弄され、大きな決断を迫られていく。
その時、側で仕えたのが平岡円四郎。渋沢栄一と慶喜公を結ぶキーマン。
来週からいよいよ剛君と堤さんの共演が始まり、
慶喜公の人間味が立体的に描かれていくと思うと期待が高まります。

また震災関連ドラマ『ペペロンチーノ』の放送日
3月6日もいよいよ迫ってきました。
NHKラジオの聞き逃しで宮城の地域番組3月1日放送の「ゴジだっちゃ!」
の中で、剛君直々の番組宣伝や裏話を聞くことができました。
クランクアップ直後に、吉田羊さんと剛君が感極まって泣いてしまったとか。
本当に心を込めて演じたということが伝わってくるエピソードでした。
コロナ禍で見過ごされそうな震災10年を
ドラマを通してみんなでしっかりと共有できたらいいなと思います。

また、11月に『アルトゥロ・ウイの興隆』の再演があるということも発表
されました。政治の腐敗が嘆かれ危機感がますます募ってくる昨今。
考えさせられる問題作に次々に出演してくれる剛君に頭が下がります。
『AERA』3月号でも「終わりと始まりを表現したい』と語った剛君。
作品たちの持つエネルギーが
世の中を少しでも明るい未来へと導いてくれることを願います。

2021-01-27 15:25 | カテゴリ:映画
本日、第44回日本アカデミー賞の各賞が発表され、
「ミッドナイトスワン 」が9部門で優秀賞を受賞することができました。

優秀作品賞   「ミッドナイトスワン 」
優秀監督賞    内田英治
優秀脚本賞    内田英治
優秀主演男優賞  草彅剛
優秀撮影賞    伊藤麻樹
優秀照明賞    井上真吾
優秀美術賞    我妻弘之
優秀録音賞    伊藤裕規
新人俳優賞    服部樹咲

これまでもいろいろな映画賞が発表され、
ノミネートされて受賞に至らなかったことも多く悔しかったのですが、
今回は9部門で優秀賞を受賞することができ、
やっと報われたような気持ちになりました。

「ミッドナイトスワン 」の脚本を書き、
映画制作のために奔走された内田監督が2つ受賞されたので、
監督の情熱がようやく形として認められたようで、
まずはホッといたしました。
また、凪沙と一果をこよなく愛し、
映画をより良いものにするためにご尽力くださったスタッフの方々が
数多く受賞されたのも嬉しい限りです。
渋谷さんが音楽賞を受賞されていないことに納得いきませんが、
毎日映画コンクールでは唯一スタッフで受賞されました。
どういう基準で決めているのかなかなかわからないものですね。

服部樹咲さんはたくさん受賞されているので、
なんと言っても剛君の初受賞がたまらなく嬉しく、
長年のファンとして感慨深いものがあります。
苦節20年以上。演技力が高く評価されながらも、
国内の映画賞とは無縁なところで頑張ってきた剛君が、
ようやく表舞台の映画賞の優秀賞をいただけたのですから・・・。
優秀主演男優賞5人の中に「草彅剛」が入っているということが、
長年剛君の演技力に惚れ込み応援してきた者にとって、
この上なく嬉しく、
やっとここまでこれたのだという喜びが溢れてきます。
剛君の熱烈なファンは多いけれど、
周りの知人たちにはなかなか分かってもらえなかった過去の日々。
そんな日々も今回の受賞で報われるかななんて思ったりもする私。
兎にも角にも、メジャーな賞をいただけると、
より多くの人に剛君の演技を見てもらえるような気がして嬉しいのです。

「ミッドナイトスワン 」は衝撃的な部分もあるけれど、
人間にとってなくてはならない当たり前の「愛」が描かれていて、
深いところで生きる指針を示してくれる素晴らしい作品だと思います。
無理解から生まれる差別感情が渦巻く生きにくい人間界。
母性を抱く健気で可愛い凪沙さんを剛君の人間力と表現力で演じ切りました。
草彅剛の愛ある演技を多くの人に見てもらいたいし、感じてもらいたい。
そして世の中がもっと優しい世界になったらいいなあ・・・。

最優秀を取ってもらいたいけれど、まずは優秀賞がとても嬉しい私です。
日本アカデミー賞をきっかけに、多くの人々に
もっともっと「ミッドナイトスワン」を見ていただきたいし、
今後の草彅剛の演技に注目していただきたいなあと心から願います。

→日本アカデミー賞公式サイト