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2021-04-30 18:07 | カテゴリ:映画
「ミッドナイトスワン」のDVD・Blu-rayが届き、
特典映像を繰り返し鑑賞しています。
ネタバレがありますので、ご注意ください!

衣装を纏ってスタンバイしている時の剛君は
すでに半分は凪沙さんのようで柔らかく綺麗です。
樹咲ちゃんを見る目が女らしく優しい。

でも、撮影になると完全に凪沙に切り替わるので、
その時の集中力は凄まじいものであると驚嘆します。
100パーセント役に入った時のなりきり様は、
さすが千両役者であると唸らざるをえません。
鋭い感受性で作品の全体や役のあり方を捉えていて、
的確に場面を、役を体現してしまうので、
監督も初めて見る剛君の解釈
表現に驚かされる連続だったようです。
まさにジャズの人。
その場で総合的に直感的に生み出してしまう。
審美眼があり、芸術を咀嚼する力が飛び抜けています。
「凪沙はバスに乗っていなかったかもしれない。」と
詩的に捉えているところもドキッとさせられました。

それとともに剛君の素の優しさに
グッとさせられましたね。
凪沙の部屋で一果が感情を爆発させるシーン、
なかなか上手くいかない感じで、
監督がイライラして緊迫している状況の時、
剛君が樹咲ちゃんを気遣って、
細やかに段取りを確認したり、励ましたりして、
とても優しく寄り添っている感じでした。
剛君は素の時もとても愛情深い人なのだと
しみじみ感じ入りました。
剛君の作品が胸を打つのは、剛君自身が持つ
父性母性が本物だからだと私は常々思っています。

内田監督の撮影秘話も面白かったですね。
いろいろなシーンで
監督が予想していなかったことが起こったと
お話ししてくださいました。
たくさんのスタッフの意見やアイデアを採用し
予定していたことがどんどん変わっていったと。
監督が本意ではなかったことも、
キャストスタッフそれぞれの思いアイデアを生かし、
より良いものになっていったと。
監督❗️素晴らしいではありませんか。
ご自身の固定観念に縛られず、
現場でデイスカッションしながら最良なものを作り出す。
その監督の柔らかい感性があの傑作を生み出したのですね。

スタッフキャストそれぞれがお互いを尊敬し、
妥協することなく最良のものを追求し続けた現場。
日本の映画界に風穴を開けたスタッフキャストの皆さんに
心から敬意を表します❗️

そして撮影の伊藤真樹さん❗️
剛君の素晴らしいアップを撮ってくださって
本当にありがとうございました。
映画「任侠ヘルパー」の山本英夫さんを
彷彿とさせるドアップ❗️
また、是非伊藤さんに(もちろん山本英夫さんにも)
剛君を撮っていただきたい。
伊藤さんの情熱に応えた役者草彅剛もお見事でした。

未公開シーンも全部入れば良かったのに❗️
本当にどれも大切なシーンばかり。もったいない💦
芸術作品をまとめあげるって本当に大変なんですね。

素敵な撮影秘話の数々。
見応えたっぷりで、素晴らしかったです。
そりゃあ、こんな幸せな現場。なかなかありませんね。
剛君の人生とみなさんの人生が交差した幸せ。
お裾分けいただきありがとうございました❤️

→「ミッドナイトスワン」受注予約

追記
凪沙の部屋で水槽を前に凪沙が鼻歌を歌うところ、
ノベライズ本で「追憶」と書いてあったので、
ときめいたのです。
バーブラ・ストライサンドと
ロバート・レッドフォードの映画で
私の好きな映画ベスト3に入る作品だったので、
そうくるかあ。監督と私の趣味は似ているのか?
なんて思っていたので。合ってるかな?
でも、映画館で何回確かめてもどうも「追憶」には
聞こえない。ある時はそれを確かめるために
夫と2人で映画館の前の方で耳をすましたことさえ。
夫婦で「どうも違うようだね」と言い合ったことも。
そのことが特典映像の中でハッキリしましたね(笑)。
でも、あそこも「追憶」じゃなくて何かわからない
鼻歌だからこそ凪沙の孤独・やるせなさが際立った❗️
だから、結果オーライ。
ジャズな草彅剛に脱帽です(*゚Q゚*)❣️

2021-04-18 16:22 | カテゴリ:剛君
剛君の快進撃が止まりません。
昨夜5時に地上波NHK総合で再放送された『ペペロンチーノ』。
放送直後からドラマを観た視聴者の皆さんから
感動のツイートが溢れ出て、いいねやリツイートが追いつきません。
剛君の良さが多くの人に広く認知されてきたようで、
長年応援してきたファンにとって喜びもひとしおです。

一作一作今もなお進化し続けている草彅剛さん。
長年のファンでもその柔軟性に驚くばかり。
その進化の原動力は一体何なのだろうと不思議に思うほどですが、
最近の剛君のインタビューやyoutubeの中に
その端端が感じられました。

まずはNHKのラジオ第一『らじるラボ』でのインタビュー。
役作りについて聞かれた時に
「みんなのおかげ。環境。
 自分1人で作るものではないんで、自分の力じゃないんですよ。
 魔法をかけてくれるんですよ、みんなが。
 映像マジックなんでしょうね。
 
(ミッドナイトスワンの脚本を)読み終えた時に、
 素晴らしい本なんだって
 理屈を超えた感情と涙が出てきて。
 その涙が嫌な涙じゃなかったんですよね。
 それは凄く役作りに役立ったと思うんです。
 最初に読んだ時の自分が感動した感覚
 心が動いた感じをどうしたら役に乗せて
 観客のみなさんに伝えられるのかなというのはありました。
 そして、すぐにやりたいと思いましたね。」

「楽屋が遠くて現場にたまたまい続けたら役が馴染んだとか
 棚からぼた餅っていう感じで
 この映画はちょっとした奇跡がたくさんたくさん
 起こってできてるんだと思うんですよ。
 そう思うとやっぱり一つ一つ丁寧にやらないと
 いけないんだよなあ。
 違う面を見せたいですよね、どうせやるならね。
 新境地というか、開拓していく力というか
 観ていて魅力的に映りますしね。」

「また仕事したいなあって思ってもらえるような存在でいたい
 ですよね。(最優秀主演男優賞を取って)
 すごい嬉しいことなので、
 それを励みに次のステップに進みたいという気持ちはありますね。
 今の僕があるのは、今まで出会ってきた人のおかげなので、
 こういう良い日が1日でも長く続けられるといいなと
 思っているので、いいところはそのままで、
 成長するところは伸ばしていかないと誰かに怒られそうなので💦
 たくさんの方に応援していただいて、やっぱり
 もっともっとみんなに楽しんでいただきたいなあってあるので、
 頑張っていきたいなって思いますね。」

しかしまあ、剛君のおしゃべりは本当に自然体で、
正直で、かっこつけてなくて、等身大だなって思います。
「誰かに怒られる」と言い続けながらも
自由な自分らしさをキープし続けるその柔らかさが
役にも生かされていて、みんなを引き込む力になっていると思います。

youtube「アカデミー賞ありがとうございます!」で、
剛君の気持ちをたくさん聞けたことも嬉しかったですね。
主演男優賞を取った他の俳優さん一人一人に対する
リスペクトの気持ちをストレートに語っているところが
特に印象的で良かったです。
剛君って今まで「自分は俳優じゃない」って言ってきたけど、
本当は凄く研究熱心で向上心あるんだなってほっとするくらいです。

みんなが思っているより「俳優仲間のみなさん」を意識しているなんて
素敵じゃないですか。皆さんの作品を見ているらしいし、
皆さんの持つ魅力に対するリスペクトもきちんとある。
メルカリでのインタビューでは「タモリさんの1ファン」と言い、
YouTubeでは「菅田将暉くんの1ファン」であると。
二宮くんや大河で共演している吉沢くんに対するリスペクトや
親愛の情をストレートに伝えてくれて、とても気持ちが良かったです。
「ミッドナイトスワン」では服部樹咲ちゃんがいなかったら、
自分は最優秀賞を頂けなかったといろんなところで言っていますし。
なぎスケではユースケさんがお母さんになった舞台を見て、
凪沙を演じる上でのヒントを得たときちんと告白していました。
愛すること、謙虚であること、尊敬することって本当に大切であると
剛君の姿勢にいつも感動し教えられます。

剛君はみんなが魔法をかけてくれるっていうけれど、
剛君のそんな生き方が周りの人に魔法をかけているとも言えますよね。
だって、剛君と共演した人たち、
みなさんとても魅力的になりますもの。
森谷プロデューサーもおっしゃっていました。
「みんな草彅さんが大好きなんです❣️」って。
そんな愛ある現場で、これからも傑作が生まれることを
心から楽しみにするばかりです。

今日は大河ドラマ第10話。
慶喜様が父上の死と長い謹慎を通してどのようの変化していくのか
見ものですね。ようやく距離が縮まりつつあるという吉沢亮さんの
渋沢栄一との絡みも近づいているようで楽しみです。

今日は大河の後に日テレ9時「行列のできる法律相談所」に出演で
伊勢守を演じられた大谷亮平さんとも韓国語でお話しするとか。
その上サプライズで服部樹咲さんも登場らしいですね。
今から夕食を作りゴールデンタイムに備えます(o‘∀‘o)*:◦♪

☆追記

「行列のできる法律相談所」見ました。
「本当にツラかった時優しくしてくれた人」というテーマで、
思いがけず大杉漣さんとのエピソードを紹介してくれました。
大体は知っていましたが、再現ビデオなどで見ると、
漣さんが本当に親友のように剛君を気遣い支えてくださった
ことが手にとるようにわかって、あらためて感謝の気持ちで
いっぱいになりました。「嘘の戦争」のドラマの撮影時ごろ、
剛君は本当に疲れて、傷ついていたのですね。そんな剛君を 
励ますために斉藤和義さんのライブに連れて行ってくれて、 
連絡先まで交換させてくださった漣さん。
側にいて一緒に剛君とギターで歌ってくださった漣さん、
本当にありがとうございました。
  
剛君と漣さんが共演した数々の名作は私たちの心の中で
しっかりと生き続けています。特に僕シリーズ3部作での
剛君と漣さんとの2ショットは名シーンばかりですし、
剛君のお芝居の基礎土台を作ったと言えると思います。
漣さんとの出会いと年月があったからこその今ですよね。
剛君がブルーリボン主演男優賞を高倉健さんと大杉漣さんに
報告したいと言っていましたが、アカデミー賞の受賞も
おふたりとも天国で喜んでくださっていますよね。
 
「剛君は努力の人なんだ。コツコツとどんどん  
上手になっていくんだよ。」という漣さんの言葉。
「好きなことに惜しみなくエネルギーを注ぐ姿を、
頼もしく眩しく感じていたようです。」という奥様の言葉。
「僕も何かを表現する時に、
漣さんの気持ち膨らしませて
頑張っていきたいなと思います」という剛君の言葉。
  
全てが尊すぎて、このように剛君のことを取り上げてくれた
「行列のできる法律相談所」のスタッフのみなさん、
楽しく真剣に絡んでくださった東野さんや後藤さんに
感謝の気持ちでいっぱいです。
服部樹咲ちゃんと剛君との2ショットが
凪沙のお母さんらしい顔を再現していてびっくり。
樹咲ちゃんのお母さんの眼差しで役作りをしたという剛君。
そういうところが類まれな審美眼と吸収力なのよね、と
あらためて思いました。
  
地上波でこのような番組が見られて
本当に嬉しいです。ぜひともこの流れで、
民放での連ドラをお願いします❗️❗️

 
2021-04-08 16:12 | カテゴリ:ドラマ
大河ドラマは剛君の演技が毎週見られると言うことで、
ありがたいことに1週間何度も何度もリピ天していますが、
今週の第8回は朝夕2回は必ず
リピして見てしまうくらい見応えがあって、
見るたびに大きな感動があり、
高揚感が収まらない気持ちで日々を過ごしています。

江戸パートに時間を割き、
じっくりと人物の心理を描いてくれたおかげで、
登場人物の状況や心理に感情移入することができ
とても面白かったです。
父親に認められず家臣にも無視されてきた
将軍家定の慶喜を嫌う気持ちを
渡辺大知さんがとても自然に
印象的に演じておられて見応えがありました。
同じく14男として生まれ、自らを「埋れ木」と称し、
能力がないと自覚もあった井伊直弼が、
お茶やお菓子好きがきっかけ?
という思いがけないご縁で将軍に気に入られ、
家定の願いを聞き届けようとする様は、
人間界の理屈ではない感情を表していると言えますね。
凡庸から赤鬼に変身していくさまを
岸谷五朗さんが繊細に演じられました。
慶喜派の武士を平田満さん、
堤真一さんが味のある演技で軽妙に演じていますし、
ショックを受ける父斉昭を竹中直人さんが
哀感たっぷりに表現されています。

そんな中、草彅慶喜の演技が良かったと評判になっていますね。
そこにいるだけで
気品と聡明さが放つオーラで光に包まれているよう。
強弱、緩急、喜怒哀楽を織り交ぜながら、
自然体を核としてゆったりと演じていく様は、
見る者を引き込む魅力に溢れていて、
驚嘆のせずにはいられません。
井伊直弼と対峙した時は22歳だったということで、
声も高めで若々しく、青年らしく見えるところも凄いです。

まず視点が遠くにあるような顔つきがいいですよね。
頭の良い方なので、
凡人が考えるより先を考えているような感じ、
いろいろなことが頭を巡っているような感じがします。
いろいろなことに頭が巡るので、突拍子も無かったり、
凡人の思考より先に表情が変わったり、
そんな切れ者の雰囲気が独特の存在感を放っています。

でも、草彅慶喜の魅力はその切れ者らしさに留まっていません。
剛情ではあっても、
心根はとても優しく公明盛大な方であるようです。
その公明正大な姿勢、
優しさが滲み出ているところが美しいのですが、
その美しさが意図もたやすく
家定の嫉妬心に踏みにじられるという運命。
悲しいかなこれが人間の歴史の足跡だと
唸るように納得させられるのです。

草彅慶喜が緩急取り混ぜて言葉を紡いで行く時の
声の良さと言ったら。
楽器(バイオリン?)の音色のように響く魅惑的な声に、
劇伴の音楽が絡み合って、
協奏曲のように場の雰囲気を高めていく様子は
まさにドラマティックで、
こちらの感情が飲み込まれ揺さぶられます。
セリフと劇伴が見事に一体化している芸術性の高さ。
草彅慶喜のセリフのテンポ、間が、
そのことを踏まえて話しているのではないかと思うくらい
音楽的なのです。

美賀君との寝所の場面も、
ささやくような力の抜けた声が印象的でした。
それこそ何の説明もないあの短いシーンだけで、
慶喜が母君の教えを守り、
美賀君と夫婦らしくなったことがわかります。
膝枕で慶喜が美香君の膝を掴んでいる手、
美香君の手が慶喜の頬を優しく撫でる手が
なんと雄弁であることでしょう❗️

『青天を衝け』の演出を担当している黒崎博氏は
NHK番組紹介サイトのインタビュー特集のなかで、
剛君について次のように語っています。

「草彅さんはえも言われぬ存在感があります。
 『孤高の』という言葉が当てはまるでしょうか。
 15代将軍・徳川慶喜を演じるうえで
 演技として身にまとっているだけではなく、
 もしかするとそれは、草彅さんが役者人生の中で
 積み重ねてこられたことのすべてを使って
 表現されているのかもしれません。
 つくづく徳川慶喜という人物にぴったりだなと思っています」

この言葉は、剛君の「(慶喜に)人生かけている」という
インタビューの言葉につながっていると感じますし、
実際草彅慶喜を見ていると、そうなんだろうなと実感します。
特に新しい地図になってからの作品で、
剛君の表現の幅は大きく広がったように思います。
舞台『バリーターク』での
緩急自在の繊細な動きやセリフ回し。
映画『まく子』での
色気のある憎みきれないお父ちゃん。
映画『クソ野郎と美しき世界』での
だらしのないヤクザなお父ちゃん。
舞台『道』での
荒々しく粗野でかつ男臭いザンパーノと音楽劇。
映画『台風家族』での
顔芸たっぷりの狡猾で実は娘思いのお父ちゃん。
舞台『家族のはなし・Part1』での
散歩の好きな犬と心優しい旦那様。
映画『ミッドナイトスワン 』可愛く健気で優しい凪沙。
舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』での
独裁者としてオーラを身につけのし上がっていくウイ様。
百面相のように変化する目とリズムを体現するしなやかな肉体。
ドラマ『ペペロンチーノ』での
どこまでも深く妻を愛する素朴なシェフ。

今大河ドラマを見ている一般の視聴者の多くは
この剛君の軌跡を知らない方がほとんどなのですから
驚かれるのも無理はありませんね。
日陰のようなところで懸命にもがき
努力してきた剛君たちの努力が、今ようやく
日の目を見るようになってきたということなのでしょう。

たとえ日陰にいても
腐ることなく前を向いて1歩1歩努力していれば、
その努力は血となり肉となり偉大なる力となっていくことを、
剛君は身をもって示してくれています。

本当に頭が下がります。
感動をありがとうと心から伝えたいです。
心配なのは身体のこと。
健康だけはくれぐれも大切に、
無理をせず日々を過ごしていただきたい。

第9話からは
いよいよ主役の渋沢栄一も時代の動乱に巻き込まれて、
話が全体的に絡まり合っていきそうで
ますます楽しみになってきました。

この大河ドラマが大きな感動とともに
全員で無事完走できることを心の底から願っています❗️❗️

2021-03-21 01:59 | カテゴリ:映画
草彅剛さま、
第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀作品賞受賞
おめでとうございます❗️❗️心よりお祝い申し上げます

昨日は日本アカデミー賞のレッドカーペットを歩く
剛君の勇姿を見ただけでも胸がいっぱいになりましたのに、
最優秀主演男優賞の発表の時には、
おそらく全国の剛ファンの皆さんと共に、
歓喜の声をあげてしまいました。
剛君の突き抜けた演技に間違いないと思ってはいても、
忖度を感じるテレビやマスコミに失望してきた年月があったので、
不安を拭い去ることができずにいました。
でも、日本アカデミー賞に恐れていたような忖度はありませんでした。
剛君が選ばれた瞬間の場の空気は剛君の受賞を心から称え、
喜んでくださっているようでした。
剛君は自分が選ばれるとは思っていなかったのか、
「いや、あの、まじっすか。
 ごめんなさい。頭が真っ白になってしまって。」
という第一声でスピーチが始まりましたね。
「本当に、今まで、皆さんとお仕事させていただいたこととか、
 仲間の皆さんに応援していただいていることとか、
 そうですね、慎吾ちゃんとか吾郎さんとか、
 本当に近い人たちが支えてくれて、
 今日ここの舞台に立てたんだなと思って嬉しいです。
 僕は代表として、これをもらうということで、
 1人の力では到底たどり着けないところですし、
 映画って、それぞれ作り手の方とか役者の気持ちとか、
 いろんな方向性はあると思うんですけど、
 1人1人の人生がより良く自由に全うできるような、
 そんな作品作りと人との関わりの中で、
 これからも自分の人生を全うしていきたいと思います。
 会ったことがない方でも、遠くから応援してくれている方、
 本当にありがとうございます。
 これからも精進してまいります。
 今日はありがとうございました。」とスピーチしました。
真っ白になったと言っても、
なんと落ち着いた気配りの行き届いた謙虚なスピーチだったでしょうか。

正直私はびっくりしてしまいましたよ。
ここ3年くらいの剛君は様々な面で進化が著しいですが、
この緊張の大舞台で、こんなに落ち着いてこんなに心のこもった
メッセージ性の高い優れたスピーチができるとは。
もう軽々しく「剛君」なんて呼んだらいけないんじゃないかと思うくらい、
魅力的で懐の深い大人になられましたね。
普段は爪を隠して深く考えずぼんやりしているように見せていますが、
本当は様々なことを沈思黙考している愛情深い人なのだと再認識しました。
全力で応援してきた人が、
その能力を正当に評価されたという喜びはもちろんながら、
剛君のスピーチ、振る舞い全てが尊くて誇らしくて
心が洗われるような喜びを感じました。

さらに喜びを倍増しにしてくれたのは、同じ舞台に並んだ
主演男優賞を受賞している佐藤浩一さん、小栗旬さん、菅田将暉さん、
二宮和也さんたちが剛君の受賞を心から讃えてくださっている姿でした。
発表前はちょっと渋い表情を見せていた佐藤浩一さんが、
5人でレッドカーペットを退場する時には、トロフィーを持った剛君に
笑顔で顔をくしゃくしゃにしながら祝福してくださいました。
そんな2人の様子を、小栗旬さん、菅田将暉さん、二宮和也さんが、
思いっきりの笑顔で見守っているというなんとも美しい光景。
素晴らしいですね。5人とも・・・。本当にありがたかったです😭

最優秀主演男優賞受賞だけでも喜びが爆発しましたのに、
正直各賞の流れからしてちょっと諦めかけていた最優秀作品賞で、
まさかの『ミッドナイトスワン 』❗️❗️❗️❗️❗️
私は再び歓喜の声。
剛君も内田英治監督も森谷雄プロデューサーも
服部樹咲さんも狐につままれたような様子でした。それでも
服部樹咲さんの落ち着いた透き通るような美しさが煌めいていました。

残念ながら番組放送内では剛君のスピーチしか流れませんでしたが、
「マジか!?って感じですよね。いいんっすか!?
 どうしようかな、これ。なんか奇跡起こるんだなって思って。」
「そうですね。諦めたりしないで、一歩ずつと言おうか、
 たまには振り返ることも人間誰しもあると思うんですけど、
 またそこから進むと、いいことあるんだなあと思って、
 本当にこの映画を愛していただいてありがとうございました。」
私は「本当にこの映画を愛していただいてありがとうございました。」
で締めくくった剛君に感服しました。

これは本当に愛を知っている人でないと出てこない言葉だと思います。
多くの人々の愛をきちんと受け止めている人でないと出てこないと思います。
立派な賞を受賞した喜びはもとより、剛君のスピーチに感動しました。

20年以上草彅剛さんを応援してきたファンにとって、
2021年3月19日は長年の夢が叶った記念すべき日になりました。
こんなに嬉しいなんてファン冥利に尽きます。
Youtube「ドラシネ」で森谷プロデューサーや内田英治監督の
アカデミー賞裏話を聞いても幸せですし、
Twitterで喜びを分かち合えるツイートを見るのも嬉しいです。
何が嬉しいって、今まで剛君のファンではなかった一般の人たちが
草彅剛さんに興味を持ち、評価してくださっているのがたまらなく嬉しい。
こんな日が来ることを長年待ち望んでいたのですから。

朝起きると、LINEに友人たちからお祝いメールがたくさん。娘からも。
でもいちばん嬉しかったのは東京で働く
(中学生の時、『僕の生きる道』のノベライズ本を自分で買い、
夏の読書感想文をそれで書いた)息子がわざわざ電話をくれたこと。
「草彅君、とったなあ!やったなあ、良かったなあ。
 確かにいい映画やったもんな。」と。
「うん、良かった。嬉しい。」
いつもはちょっと呆れ気味な息子が、
心から「良かったなあ」と言ってくれたことが感激でした。

剛君、内田監督はいつの日か再び剛君と映画を撮る案を
もうすでに誰にも言わず考え始めているそうですよ。

素敵な「人との関わり」の中で剛君らしく人生を全うしてくださいね。
これからも剛君の生み出す作品を楽しみに応援しています

2021-03-18 16:14 | カテゴリ:ドラマ
徳川慶喜の生涯を知りたくて、司馬遼太郎の『最後の将軍』を読みました。
もうすっかり草彅慶喜に心酔しているので、
慶喜様に感情移入してしまい、
悲運の将軍の苦しみが痛いようにグサグサと胸に突き刺さりました。
本当に大変な時代に将軍にならざるを得なかった方で、
聡明すぎるがゆえに誤解され疎まれ非情な扱いを受けることになっていくとは。
平岡円四郎などの側近たちの悲劇もドラマの中で描かれていくと思うと、
慶喜様と円四郎の微笑ましい関係を今十分に味わっておきたいと思いました。

幕末のことは複雑で正直あまり深く理解しようとしてこなかった私ですが、
『青天を衝け』のおかげで初めて真剣にこの辺りの経緯を知りたいと思いました。
令和の現在も大変な状況ですが、
幕末から明治にかけても日本は本当に存亡の危機だったのだと思い知りました。
いつの時代も苦難困難はあるのだとしみじみ思わずにはいられません。
第5回では諍臣の鑑であった藤田東湖が大地震でなくなってしまいました。
激動の日本の歴史の中で、
高い志を持った優秀な方がたくさん命を落とされたのだと切なくなりました。
小説『最後の将軍』によると慶喜様は孤立無援となっていく悲運な将軍ですが、
大政奉還を成した時、大政奉還を立案したと言われる坂本龍馬に、
深く感銘を与えたと記録されています。

また将軍を退いてからの隠遁生活では人と会うことを避けていらっしゃったとか。
特に将軍時代の心の傷が深く、その辺りの人々と会いたがらなかったそうです。
そんな中、生涯面会し続けたのは渋沢栄一だったということで、
渋沢栄一も慶喜公の名誉を回復したいと『徳川慶喜公伝』を著しているほどです。
『最後の将軍』を読んで慶喜様の孤独を知ってみると、慶喜様にとって、
渋沢栄一の存在がどれほど心の癒しであり希望であったかが伺われます。
次はぜひ、この『徳川慶喜公伝』を読みたいと思っています。

そんな深い因縁を持つ2人が、第6回「栄一、胸騒ぎ」でとうとう出会うようです。
予告の「出会いは突然に」の字幕のバックに映る草彅慶喜のなんと麗しいこと❣️
回が進むごとに吉沢栄一の魅力もどんどん増してきていますが、
合理的で頭の良い熱血漢である渋沢栄一と聡明で麗しい貴公子慶喜との出会いから
いよいよ物語は盛り上がっていくことでしょう。
演技派の2人がこの唯一無二の因縁をどう紡いでいくのか心から楽しみにしています。

明日はいよいよ第44回アカデミー賞授賞式21:00〜22:54ですね。
内田英治監督、草彅剛さん、服部樹咲さんはじめ受賞スタッフ一同で参加されます。
レッドカーペットを歩く姿が日テレ公式Youtubeチャンネル
「第44回日本アカデミー賞授賞式』で14:35〜15:00頃生配信されるそうです。
金曜日はいつも仕事ですが、たまたま明日はお休みでリアタイできます。
祈りながら、剛君はじめミッドナイトスワンチームの勇姿を見届けます❗️❗️

P.S.『ミッドナイトスワン』の特典つきBlu-ray・DVDの受注予約が始まりました。
新しい地図の公式サイトのみの販売ですね。
プレミアムインタビュー&未公開シーン初公開❣️
未公開カットによるポストカードも封入だそうです。

2021-03-12 17:17 | カテゴリ:ドラマ
BSプレミアムで3月6日に放送された震災関連ドラマ「ペペロンチーノ」。
皆さんがおっしゃっているように
終始微妙な違和感を感じながら見ていたのですが、
ラストで事情が判明し、「そうだったのか」という納得と
大きな感情が沸き起こり涙がポロポロとこぼれ落ちました。
童話のようなお話だと執筆者の方が語ったと耳にしたことを思い出し、
なるほど、
でもなんと切なくて悲しくて愛おしいお話なのだろうと深く感じ入りました。

喪失感、脱力感、虚無感のプールに浮かびながらのどうしようもない気持ち。
たくさん出会いの中で心が救われ、前を向いて歩き出す経緯。
それでも行く手を阻むコロナなどの厳しい現実。
自然は人間たちに容赦無く襲いかかり、そして何もなかったような美しい風景。

昨日3月11日に東北大震災10年目という節目を迎えましたが、
まだまだ多くの人たちが多くの苦難と闘っておられるのだと思い知りました。
また、このようなドラマを通して、
より身近にその思いに触れることができたように思います。

剛君演じる潔さん。ちょっと甘えん坊だけどとっても優しい人。
そういう人ほど傷つきやすくアルコール依存症になりやすいのかな。
國村隼さん演じる佐々木先生に出会ったことで危機一髪救われます。
潔さんの弱々しいみっともなさを剛君が自然体で見事に演じ、
燻銀のような存在感がある佐々木先生とのやりとりが真に迫っていました。
大きな傷を抱えている者同士だから共鳴しあって救われたのかもしれません。
私は母をアルコール依存症で早くに亡くしたので、
自分が母を助けられなかったことに複雑な気持ちにもなりました。
と同時に母は本当に優しい人であったし、
いつも私のそばにいるのだと再確認できたようにも思いました。

矢田亜希子さんの演技を久しぶりに見ましたが、
気丈な女性をこちらも自然体に演じていらっしゃってとても素敵でした。
剛君と矢田さんが共演した『僕の生きる道』という名作の
数々の名シーンが今でもふとした瞬間に蘇るほど印象に残っていますが、
おふたりともあれから多くの年月ご苦労を経てこられたことでしょう。
その年輪が感じられるおふたりの演技に感慨深いものがありました。

剛君の演技はここ3年くらいの間で
ひと作品ごとに大きく更新されているようで驚きの連続です❗️❗️
『バリーターク』で閉じ込められた世界から
外へ飛び出す登場人物を演じましたが、
その後の剛君はまさに道無き道を行く挑戦者開拓者そのもの。
様々な人物(犬にまで)になって、新しい表現を次々と見せてくれています。
そのひとつひとつの経験が血となり肉となり表現の幅もどんどん広がって✨

『ペペロンチーノ』の潔さんの思いが、
ドラマのラストにかけて明らかになっていく時の表情の変化に引き込まれました。
溢れる思いを噛みしめながら
吉田羊さん演じるあかりさんに語りかける時の抑制した表情。
切なくて悲しくてでも限りなく愛おしくて。
深く深く心に染み入る声、眼差し、仕草、涙、微笑み。
剛君の年輪を重ねて更新される柔らかい演技にこころが震えました。

お店の看板を出しに潔さんが外に出るラストシーン。
美しい海を目前にして本物の東北の粉雪が優しく降り注いでいました。
潔さんの背中を見守るあかりさん。雪。そして海。
このドラマのおかげで、日々生かされている自分や
そばにいる家族友人を
もっともっと大切にしなければとしみじみ思いました。
そして今なお多くの困難と闘っている東北の方々を応援したいと
強く思いました。

そのような気持ちにさせてくれたドラマ『ペペロンチーノ』に感謝です。
脚本家、キャスト、スタッフ、このドラマに関わった全ての皆様、
本当にありがとうございました。
皆さんもおっしゃっているように、
NHK総合で再放送され、多くの人に見ていただきたいと願います。