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2021-09-24 17:13 | カテゴリ:未分類
今朝、出勤する前に、
「『ワルイコあつまれ』でブログを書いて!」
と言い出した夫。
もう何年もブログを書いているのに、
そんなリクエストをされたのは初めてです。

何がそんなに面白いのか、
『ワルイコあつまれ』がツボにはまったらしく
面白い、面白いと言っています。
私も面白いと思うし、大人も子どもも楽しめる
斬新な教育番組だと思うので
続けてほしいと願っています。
でも、「好きの取調室」を吹きながら
ニヤニヤしながら見ている
少年のような夫の気持ちには及ばないかも。
いい歳をした大人の男に受けているこの番組は
なかなか稀有な番組なのではないでしょうか。

3人のスマスマで培ったコントとの相性の良さが
発揮できる場があったらいいなあと思っていたので、
やっぱりこう言う番組は貴重だと思います。
吾郎さんの時々ピリッと毒を吐く知的な司会ぶりが
とても余裕があって素敵でしたし、
慎吾ちんも子どもたちと融和していてなんか楽しい。
無駄に演技力を発揮している剛君の刑事も
ドラマ仕立てで学術にひきずり込むからから凄い。
「好きの取調室」と言う設定を考えた人に拍手👏
吾郎さんが「知」、慎吾ちゃんが「遊」
剛君が「情」って感じで個性がバラバラなのも🙆‍♀️
やっぱり3人で番組を作るのは総合的に強い!
これが5人ならなおさらなのは言うまでもないです。

第2回『ワルイコあつまれ』には
『青天を衝け』で栄一と千代の
子ども時代を演じていた子役さんたちも
出演していて引きつけられました。
時代劇の子役もいいけれど、
子どもが記者になって
大人にいろいろ質問すると言う設定が、
とても進歩的で知的でいいなあと思いました。
記者になってハキハキと話す子どもたちに
拍手を送りたかったです👏

剛君の「シリシリダンス」も
キレと優雅さがあってとても嬉しかったですね。
慎吾ちゃんの時から練習してきたので
やっと踊れるようになりました。
剛君が歌う曲で踊れるというのも癒されます!
見ていて知的にも身体的にも刺激をもらえる
この楽しい番組が続いてほしいと切に願います。

そうこうしていると、また新しい番組
『草彅やすとものうさぎvsかめ』が
読売テレビ10月3日(日)午後0時35分から
4週連続で放送されることが発表されました。
全国放送だったらなおさら嬉しいですが、
まずは関西に住んでいるのでほっとしています。
他の地区で見られない人も、Tver、GYAOなどで
見逃し配信されるということでよかったです!
新しい地図になって5年目ですが
なかなか民放に自由に出られないもどかしさの中、
ローカルからでもどんどん踏み出していかなきゃ。
やすともさんとのまったりと楽しいトーク
期待しています💕💕💕

話は変わりますが、
娘が来年の4月に結婚する予定なのですが、
そのお相手が、神奈川県の茅ヶ崎出身で、
SMAPの中では剛君が1番好きで、
剛君の映画やドラマもたくさん見てきた彼で、
私としては話が合ってとても嬉しいのです。
今は関西の私たちの住んでいる所にある
会社に勤めていて、結婚後も娘たちは
私たちの近くにいてくれるのでなおさらです。
先日も、家でお茶している時に、
私が録画して夫がCDに焼いた
『ペペロンチーノ』を2人で見て号泣したと
話してくれたので嬉しかったです🙆‍♀️💕

「渋沢✖️北区青天を衝け 大河ドラマ館」
の公式Twitterで、徳川慶喜公の髷を落とした
等身大パネルの展示が始まったと言う
ツイートを目にしました。慶喜公がいつ
髷を落とすのか気になっていたので、
髷を落としたお姿は感慨深いものがあります。

第27回では土方歳三が亡くなり、
戊辰戦争が終わる様子が切々と描かれました。
観音様を拝み、ひっそりと静かに
幕臣たちの死を弔っているような慶喜公。
先が読みすぎる慶喜公は、フランスからの
借款が得られないと知った時から、
無理をして戦わない方が国のためにも
徳川のためにも良いと思われたのでしょう。
有能な側近たちが次々と暗殺されたことにも
深く深く心を痛め限界を感じていたでしょう。
恥を一身に受けて生きながらえるというのも
どれほどお辛かったことでしょう。
戊辰戦争終結後に栄一が慶喜公を訪ねても
お会いにならず、廊下を隔てて思い合う主従の
姿がとても切なかったですね。

民部公子に
「やはり兄と渋沢との仲はスペシアルだったのだな」
と言わしめた慶喜公と渋沢栄一の明治編。
最後まで1話1話噛み締めて見つめていきたいです!

2021-09-14 15:35 | カテゴリ:未分類
第26回『青天を衝け』の
「篤太夫、再会する」は
栄一と全ての登場人物との再会に
胸が震え涙が出るほど感じ入りました。

6年ぶりに血洗島に帰ってきた栄一と
家族や村の人々との再会、
平九郎はじめ長七郎など
千代の兄弟たちが亡くなった不幸、
生き残った栄一、千代、惇忠の苦悩と後悔
などそれぞれの心情がきめ細やかに
描かれていて説得力がありました。

大事な一人息子が
6年ぶりに帰ってきたので、
小林薫さん演じる父さま、
和久井映見さん演じる母さまの喜びようが
我がことのように嬉しく感じられました。

そして主君徳川慶喜公に会いに行く栄一。
この栄一と慶喜公の再会の場面の
この上なく味わいがあり、
素晴らしいことと言ったら・・・。

東照大権現様のご遺訓を共に唱え、
新しい世を作るために
高い志を持っていた主従。
その願いを叶えることなく
隠遁生活に入った主君を前に
未練を語る家臣。
それを受け入れず、
一言の弁解もしない慶喜公。
ただ、愛する弟昭武の
パリでの話を聞こうと言う。

慶喜公の気持ちを汲み
講談師のように熱く語る栄一。
生気のなかった虚な慶喜公の顔つきが、
栄一の話が進むごとに赤みをまし、
目に輝きが差し始め
微笑みと涙が共に浮かぶ横顔。
世の中の第一線を退き、
全てを封印するかのごとき慶喜公が、
このわずかなひと時、
夢の名残を惜しむかのようにはかない様子で
目を輝かせ涙を滲ませている表情に、
もらい泣きしてしまうほど切なくなりました。

そして話が終わると
心からの謝辞を述べる慶喜公。
その真心と美しい精神を受け止めた栄一は、
様々に抱いていた疑念さえ
忘れるほどに思うのです。
私の苦労も手にとるように理解し
労ってくださるお方。
主君はやはり
自分の尊敬していた主君のままである。
私が日本にいない間、
語ることができないほどのことが
主君の身の上にあったのだろう。
そして世間や家臣に一言の弁解を語らぬほどの
ご覚悟がおありになるのだろう。
あれほどのお方が
どんなにご無念だったことでございましょうと。

栄一に謝辞を述べ頭を下げた姿勢から
スッと立ち上がり
表情を無くした慶喜公の様子から、
夢への未練を断ち切るというような
慶喜公の覚悟が感じられました。

このシーンの最初から最後までの一連の動き、
体つき、表情の変化、話し方に至るまで、
吉沢亮さん演じる栄一の演技に呼応しながら
隅々にまで緻密な表現を駆使している
役者草彅剛の本領を見せつけられました。

『ミッドナイトスワン 』の繊細な演技を
更新するかのような演技に心が震えました。
栄一と慶喜公の2年ぶりの再会のシーンは
夢破れた主従の無念と情愛が錯綜する
極上のお芝居であったと感嘆しきりの私です。
剛君のお芝居が更新する瞬間を見られる喜び。
それこそがファンとして最大の喜びですものね。

そんな感動の余韻に浸っていた月曜日。
またまたゲリラ的に剛君たちの番組
『ワルイコあつまれ』が
Eテレで放送されました。
朝早くの放送は気がつかず、
twitterで知り、
NHKプラスの見逃し配信で視聴。
夜の再放送を録画して
何回も見ることができました。

まあ、びっくりしましたし、
唖然としてしまいましたが、
ああ、この人たちは
こういう感じの人たちだった。
こうやって一つの型に収まることのない
人たちだったと
じわじわ蘇ってくる感じがありました。

ななにーもバラエティーではありますが、
今回の『ワルイコあつまれ』は
スマスマのコントに通ずる面白みがあります。
あのスマスマのシュールな笑いが
教養番組としての内容も含みつつ
復活した感じ。これも一つの進化と言えます。
そして演技者として更新し続けている3人が
進化した新しい番組に挑戦している凄さ。
子どもから大人まで楽しめて勉強にもなる
まさに進化形の教養番組!!!!!

普段あまり反応しない夫が
「面白いな、あの番組」とハマっておりました。
私も「おとなのダンス音楽」に反応して、
慎吾ちゃんと一緒に踊りとても楽しくなりました。
剛君の慶喜さんキャラが崩れないことを心配したり、
慎吾ママの絶妙なMCぶりに感心したり、
吾郎さんの読み聞かせのうまさに感服したり、
絵本「かつしんたろう」の絵のうまさに仰天したり、
人間国宝の人間味にほんわかしたりしました。

そうだったそうだった。SMAPの真骨頂は
あのようなコントを本当に上手にできること。
役者さんとして成功するだけでなく、
あのようなコントを
楽しく見せられると言うことが
エンターテイナーとしての底力だと思います。

夫が来週の分も予約したと言っております。
来週(9/20/午後7:25〜)は
剛君が踊ってくれるそうですよ
これからも放送されるように
頑張って応援しなければ。
(早速メールでレギュラー化の
 お願いしてきました。→NHKの番組へのご意見
楽しいことと学ぶこととが両立できたら
世の中がきっと明るくなると思います


2021-09-06 15:14 | カテゴリ:未分類
パラリンピックが閉幕しましたね。
慎吾ちゃん、吾郎さん、剛君、
2018年からの長年にわたる
国際パラリンピック委員会特別親善大使の
おつとめお疲れ様でした。
私も、剛君たちが応援している
パラリンピックに
興味を持って応援してきましたし、
今回も時間の許す限り競技を見て、
声援を送ってきたつもりです。

特に印象に残っているのは、
開会式での障害のあるダンサーの
情熱的で魅惑的な踊り、
障害をものともせず懸命に泳ぐ水泳、
車いすラグビーのぶつかり合う迫力、
車いすバスケットの緻密な攻防などです。

障害があっても、堂々としていて、
1人の人間として全てを出し切って
生き生きとされている姿に、
大いに刺激を受け感銘を受けました。

障害は障害ではなく個性であると
よく耳にはしますが、その言葉の意味を
選手のみなさんの姿を通して
ひしひしと感じることができました。

私自身は、自分の全てを使って
あれほど全力で
何かに立ち向かっているだろうか、
何かに情熱を注いでいるだろうかと、
自問自答するような気持ちになりました。
自分自身に足りない
いろいろなことを言い訳にして
消極的な生き方をしているのではないかと
反省するような気持ちにもなりました。

まさに、選手のみなさんの
ポジティブな姿勢に多くをことを学ばせて
いただきました。ありがとうございます。

ところが、私はオリパラ開催中は、
オリパラに関してのツイートを一切
しませんでした。しないというか、
気持ち的にすることができなかったです。

前にも書いたことがありますが、
私の息子は東京のど真ん中で
救命救急医として働いています。
その息子の様子や話から、
オリンピックが始まったあたりから
感染者がうなぎ上りに増え、
恐れていた医療逼迫、医療崩壊が
現実のものとなってしまったからです。

息子たち医療従事者は
精神的にも肉体的にも
本当に追い詰められる日々が続いています。
テレビの報道番組で伝えられる
自宅療養者の悲惨な状況、
受け入れることのできない病院、
入院先を探し求めて何時間もさまよう救急車。
息子の話からそれは現実だと知りました。

私は息子の身体や精神状態が心配で、
栄養価の高い果物やジュースを送りました。
「肉?魚?うなぎ?何が食べたいか言って!」
と言っても、「食欲がない。しんどい。
医者になってから今が一番しんどい。
このままだとどんどん人が死んでいく。」と
言うようになった息子の言葉を聞いていると
心配で生きた心地がしませんでした。

何年も前から用意して頑張ってきた選手に
なんの罪もありませんし、
大会をやるとなったら精一杯応援するのが
慎吾ちゃんたち親善大使のお務めなので、
親善大使にも罪はありません。

でも、政治家たちの後手後手の対応には
どうしても納得がいきません。
政治家たちはオリパラに
関わっているとはいえ、
一番大切な仕事は
国民都民の命を守ることです。
そのことに心血を注いでいるようには
どうしても思えませんでした。

息子が働いているのは、
区内重症者ゼロと
言われている墨田区内の病院です。
墨田区では医療逼迫に備えて、
昨年7月から医師会と自治体が準備をして、
共同でシステムを構築してきたらしく、
素晴らしい連携で区内重症者ゼロを
達成しているのです。

でも、他の地域で
受け入れられなくなった患者さんを
受け入れてほしいという
問い合わせが後をたたず、
息子たちも精神的に
追い詰められているのです。
つまり、去年から
現在のような状況を予想して
準備をしていれば、他の自治体だって
準備ができたはず。
それを主導するのが
政治家の仕事だったのではないのでしょうか。

現在の医療崩壊は、
オリパラのせいというより、
見通しの甘い無策の政治家たちのせい
なのではないでしょうか。

私は感染拡大を防止するために
あらゆることをしています。
仕事はオンラインにしましたし、
この1年半ほとんど
外食も旅行もしていません。
まだ感染がましだった時、
完全に感染対策をして剛君の映画を
観に行っただけです。

しっかり自粛生活をして、
自宅で剛君のドラマや映画を観て、
楽しいななにーを見て
癒されているだけの毎日です。
昨日のななにーもぐだぐだなんだけど
まさにバラエティーに富んでいて
たくさん笑わせてもらったし
心の緊張をほぐしてもらえて幸せでした。

剛君も吾郎さんも慎吾ちゃんも
自分たちがやるべきお仕事を
一生懸命務めていて素晴らしいと思います。

世の中は予期せぬことの連続で
厳しいことの連続ですが、
一人一人が自分に与えられた使命を
しっかり全うすることが
いちばん大切だと思います。

2021-08-23 00:24 | カテゴリ:未分類
青天を衝け第25回「篤太夫、帰国する」は
天璋院らに口汚く誹られても
家臣たちに無念を晴らすと迫られても
沈黙を貫く慶喜公や、
新政府に逆らったとして処刑された小栗忠順、
幕臣川路聖謨のピストル自殺、
22歳という若さで非業の最期を遂げた平九郎、
幕府の名誉のために最後まで戦う成一郎や
土方歳三などの様子が、伝承という形で
フランスから帰国したばかりの篤太夫に
伝えられるという構成になっていました。

まさに激動の時代、転換期の様子が
立体的に描かれ、
様々な立場の登場人物たちの悲痛な思いや
生死に圧倒され胸が痛くなりました。
特に自分がフランスに行ったがために
見立て養子になり、
命を落とした平九郎のことは、
篤太夫にとって
どれほど深い心の傷になったでしょう。
また、成一郎には「主人もなく、
残された烏合の衆がいくら集まろうとも
勝てるわけがない。こうなっては
生きて会うことは叶わぬだろう。
潔く死を遂げろ。」と告げています。
究極の言葉で「戻ってこい」と
告げているのだと感じられました。

様々なことを伝え聞き慟哭しても、
フランスで大志を得た篤太夫の心は
前を向かざるを得なかったのでしょう。
冷静に自分がなすべきことを探り、
日本のためにどう動くべきかを
見極めようとしている感じで、
ひと回りもふた回りも人間が
大きくなったような気がしました。

剛君の慶喜、やはり見応えがありますね。
ほとんど台詞がなく、佇まいと眼差しだけで
慶喜公の複雑な胸中・無念・覚悟が
伝わってくるようでした。
側近にしかわからない高邁な精神。
自分が汚名を着てでも恭順を貫き
守りたかったものはなんだったのでしょう?
結局主人公渋沢栄一が主君慶喜の謎に迫っていく
という展開で、ドラマを引っ張る構成に
大森美香さんの脚本の妙を感じますね!!!

昨日はWOWOWで『ミッドナイトスワン 』
放送記念として草彅剛映画特集があり、
6作品を一気に観ることができました。
『メッセンジャー』『黄泉がえり』
『ホテルビーナス』『山のあなた徳市の恋』
『中学生円山』と『ミッドナイトスワン 』です。

コロナ自粛の憂鬱を忘れるために
朝から没入して続けて観てみると、
どれも何回も観た作品のはずなのに、
新鮮な感動があり、
とても満たされた気持ちになりました。

一作一作によって剛君の演じるキャラクターの
個性が際立っていて、とても味わい深いのです。
その上、どの登場人物も愛嬌があって
引き込まれ愛おしさを感じてしまう。
人間の繊細なところに触れてくる温かさがある。
作品のジャンルも様々で、飽きのこない面白さ。

剛君の俳優としての豊かさ確かさを再確認でき
満ち足りた気持ちにさせられました。
剛君の表情や肉体表現はなんと多彩なのでしょうか!

田中要次さんとたくさん共演していることとか、
『中学生円山』で池田成志さんが
ワイドジャーナルの司会者だったり、
田口トモロオさんが電気屋さんだったことを
今更ながら気がついたり、
結子さんのことをしみじみ思ったり、
いろいろな共演者の方に対する思いも
たくさん溢れてきて切なくもなりました。

そして今日の慶喜公の身をやつしたお姿にも
切なくなり・・・。

剛君は「演じる喜びは、
観てくれる人の心をつかんで動かすこと」と
「ザテレビジョンgenic」で話していますが、
まさに剛君の作品を見るたびに
心をつかまれ動かされてばかりの私。

そんな豊かな時間をたくさんくれる剛君に
今日も感謝しながら
いろいろな世界に思いを馳せる毎日です。

2021-08-16 17:31 | カテゴリ:未分類
パリで暮らす渋沢篤太夫たちのところに
書簡で日本の政態御変革(大政奉還)のことが
告げられるました。また、鳥羽伏見の戦いでの
慶喜公の振る舞いについても・・・。

民部公子「兄からの直書だ。
日本は内輪で騒動をしている時節ではないゆえ、
やむを得ずこのようにしたとある。」

篤太夫「まことを申せば、全くもって
解せませぬ。政権を朝廷に返されたのなら
なぜ兵を動かしたのですか?
また、戦(いくさ)のご意志があって
兵を動かしたのなら、なぜ
最後まで戦われなかったのか。
この先臆病暗愚と罵られるとわかりながら、
兵を置き去りにし、江戸に戻られたのは
いかなることでございましょう。
汚名を着せられ、追討軍に追われても、
勇敢な家臣とともに戦わず、
かような有様で
神祖300年の御偉業を自ら捨てられ、
東照大権現様になんと
申し開きをなされるおつもりか。」

成一郎「薩摩・長州・土佐の勢いは盛んで
今や上様はどんな勅命でも
甘んじて受け入れると
上野寛永寺で蟄居なされ、
生きるか死ぬかの瀬戸際だ。
しかし、お前が国を離れて以来、
上様が少しでも尊王の大義に
背いたことはない。
俺は上様の汚名をそそぐため、
旗本御家人の同士で同盟を結んだ。
きっと挽回の時は来る。
俺の願いはそれのみだ。」

パリに居て、少ない情報に苛立ち、
義憤を募らせる渋沢篤太夫たちの気持ちを
描いた第24回でした。

一貫して篤太夫たちのの視点で描かれたので、
感情移入しやすく、篤太夫の義憤にも、
成一郎の手紙を読んでの涙にも胸が熱くなりました。
敬愛する慶喜公のことゆえ、さぞかし
抑えきれない熱い感情が渦巻いたことでしょう。

解せない気持ちに憤りながらも、
無二の親友の手紙の中には
やはり敬愛なる慶喜公がおられるのを感じ、
今、生死の境にあるという主君を思う気持ち、
主君の側におらずどうすることもできない気持ち、
悔し涙を止めどなく流す篤太夫の気持ちに
胸が締め付けられるようでした。

それでも、渋沢篤太夫はフランスの地で
自分が探し求めていたソーシャルキャピタル
「社会的資本」という考え方に邂逅し、
「どうなっても日本のために尽くす」という
大志を抱いて帰国することになります。
このような機会を篤太夫に与えてくれたのは
紛れもなく主君である徳川慶喜公です。
自分をふさわしい場所に遣わせてくれた
主君への感謝と敬愛は
生涯変わることはないでしょう。

大志に目覚めた渋沢篤大夫にとって、
公儀によって派遣された留学生たちの態度は
許しがたいものがありました。
公儀は、風前の灯火の状態でありながら、
日本の将来のために多くの留学生を
外国に遣わせていたのです。
その有り難さを知らないでどうする!!!!!

考え方が違いいろいろ遺恨もあった水戸藩士たち。
でも、水戸藩士たちも一途に健気に武骨に
ひたすら国を思ってきたことに変わりはない。
大志に目覚めた渋沢篤太夫にとって
水戸藩士の一途さも愛おしく思えるようになって。

第24回は主役渋沢栄一が大志に目覚める姿を描いた
素晴らしい回になりましたね。
草彅慶喜の登場がなかったので寂しくはありましたが、
渋沢篤太夫はじめ公儀側の人々に感情移入し、
熱くなれたということでとても見応えがありました。
本当に歴史というものは、どの立場でみるかで
こんなにも見え方が違うのだとしみじみ気づかされます。

次回予告に登場した見をやつした慶喜公のお姿。
その一瞬のお姿、佇まいを見るだけで、
高貴で英邁なお方が、
思いもかけぬ状況に翻弄されながらも、
ただひたすらに国の安寧を願ったという
崇高な精神を感じずにはいられません。
臆病暗愚と罵られようとも、
慶喜公が守りたかったものはなんだったのか。
あの佇まいを体現する剛君の役者魂に
やはり震えるような感動を覚えます。

帰国した渋沢栄一が、この謎に迫り、
慶喜公の汚名を晴らすために
尽力することになるのでしょう。
栄一さんの目を通して描く慶喜公を
丁寧に丁寧に見せていただけるだろうと期待して
第25回以降を楽しみに待ちたいです。

でも第25回はなかなか辛い内容になりそうですね。
時代の変わり目に多くの人の思いが錯綜し、
命を落とした人たちもたくさんおられます。

歴史に学び、
今を大切に生きたいと切実に思うばかりです。

2021-07-23 00:01 | カテゴリ:未分類
第23回『青天を衝け』の
「篤太夫と最後の将軍」の余韻が凄くて、
何度も繰り返し見ています。

メインテーマ音楽とともに出演者が紹介
されますが、「徳川慶喜 草彅剛」は
江戸時代から明治時代に変わる瞬間
扉が開いてバババーンと出てきますね。
あれはこの番組の制作陣が
日本の時代の扉を開いたのは
徳川慶喜公だという強い思いがあって、
この作品を作っていることが
象徴されていますね。
それは今回の大河が渋沢栄一の書き残した
『徳川慶喜公伝』に込められた思いを
もとにしているということがあるでしょう。

脚本が本当によく練られていて、
幕末の大政奉還前後の状況がわかりやすく、
徳川慶喜公にとても感情移入してしまいます。

水戸藩出身ながら将軍にならざるを得なかった
複雑な背景を抱えた英邁すぎる慶喜公。
無残にも身内によって大事なものを次々と奪われ、
討幕派の巧妙な策略によって追い詰められていく
孤独な悲劇の将軍を思って胸が苦しくなりました。

原市之進の死を知った時の慶喜公の悲嘆。
1人囲碁に向かい薩長との駆け引きに
頭を巡らす慶喜公の孤独。
ひとりぼっちで苦悩する将軍のそばで
そっと寄り添う渋沢成一郎。
成一郎がこの時そばで慶喜公の苦悩を
見ていたからこそ、後に栄一にも
慶喜公が苦悩していた様子で
伝わったこともあるはずですね。

それにしてもこの辺りの剛君の演技が
深くて沁みるのです。
決してやりすぎない抑えた演技なのですが
悲しみに震える気持ち、
1人で追い詰められていく気持ちが、
じんわりかつしっかりと伝わってきます。

そして大政奉還。
声を張りすぎず、でも丁寧に
心を込めて時空を越えて。

淡々と話が進んでいくようで、
後半は一段ギアを入れ直し、
思いを込めて願いを込めて

「それゆえ政権を朝廷にお返しし、
 広く天下公平な議論を尽くして
 天子様の決断を仰ぎ
 同心協力してこの国を守りたい。
 さすれば日本は、さすれば日本は
 海外万国と並び立つことができよう」

この私心なき国を思う高邁な精神。
御神君である家康公でさえ
反論できなかったという異色の演出で
ドラマティックに描き、
説得力と深い感慨を生み出しました。

二条城の広間に1人脱力する慶喜公。
幕臣たちの誰にも理解されず深まる孤独。
松平春嶽と和解できたのが唯一の救い。

小御所会議で土佐藩主の山内容堂が
「慶喜公は祖先から受け継いだ
 将軍職をも投げ打って、
 大政を奉還された。
 慶喜公が優れた人物いうことは
 もう天下に知られておる。
 会議をするならここに呼ばんで
 どうするがじゃ」と唸ってくれて
ぐっときてしまいました(涙)。

でも、岩倉具視、西郷吉之助、
大久保一蔵たちが束になって、
慶喜公排斥を推し進めていきます。
薩摩の挑発に乗り、
殺気立つ幕臣たちも
もはや慶喜の言うことを聞きません。
なんてことでしょう。
なんて悲しい運命だったのでしょう。

第23回の慶喜公の覚悟と孤独と悲哀。
剛君の気高く複雑で深みがある演技。
これまでももちろん素晴らしかったのですが
作品ごとに演技の幅と深さと技術を
更新していく剛君の姿に今更ながら驚き
感嘆させられています。
剛君の演技は押し付けがましさがなく
内面から滲み出てくるもので
その場の空気を作っている感じがします。

いつもなら「僕は何も考えていない」と
うそぶきますが、
9月号の月テレ「お気楽大好き」で珍しく
ポロッと本当のことを教えてくれました。
「演じる時はさまざまな場面で
 想像を膨らましていろいろ考えている」と。
そうでしょ。そうでしょ。
そりゃあそうでしょ。
そうやって人知れず努力するあなただから
作品ごとに演技力が
更新しているのだと思います。

そして「鋼のような心を持って」とか
「優しい人間になりたい」とか
思っている人だから、
人間的に惹きつけられる魅力があって
いつまでも見ていたい人なんだろうなあ。

『青天を衝け』の草彅慶喜とても素敵です。
表現の幅が広がって貫禄も出てきて、
とても見応えがあります。脚本の視点
内容も新鮮で示唆に富み見応えがあります。

それなのに『青天を衝け』の放送が
全41話で、年内で終了すると発表され、
大きなショックを受けました。
オリンピックによる休止が発表された時も
要望のメールを送ったので、
放送時間を延長してほしいともう一度
メールを送りたいと思います。

ただそう言う気持ちがあると同時に、
草彅剛は「ペペロンチーノ」のような
たった1時間しかないドラマでも、
忘れられない演技を見せてくれる人だ
と思ったりもします。
そして、今回の脚本家
大森美香さんに対する信頼も
半端なくあります。

要望は出しつつ、信じるところは信じつつ
最後まで精一杯応援を続けていきたいです。