2015-03-01 00:47 | カテゴリ:ドラマ
「スペシャリスト3」は期待以上の面白さで
夫婦そろって大満足でした
本当のことを言ってしまうと、
我が家は殺人事件がたくさん出てくる2時間ドラマを
ほとんど見ない家族です。

だから正直「スペシャリスト」は草彅剛主演だから見ています
そして南果歩さんはじめ、共演者の方々、
七高監督はじめ、脚本、音楽、スタッフの方々の質が高く、
見応えがあって素晴らしいと思うので
面白いと思いながら楽しみました
1年ぶりに見た特別捜査係のメンバーの皆さんは息が合ってきましたし、
共演者の方々それぞれの個性が際立ってきて、
愛着心も湧いてきました

剛君演じる宅間善人という主人公も家族との関係が
しっかり描かれることで人間味のあるスペシャリスト刑事という
血の通ったキャラクターとして見ることができて、
随分感情移入しやすくなりました。
寝転んで携帯で息子と元妻の写真を眺めているところに
愛を感じましたし、
次々と事件を解決することで、
刑事らしさもしっかり出てきたと思います

殺人事件が多発する内容が苦手な私ですが、
連続殺人事件がすべて昔の少年事件の冤罪に繋がっているということを
悩み苦しみながらも特殊な才能で
次々と解き明かして行く宅間さんの言動に、
固唾を飲んでドキドキしながら入り込んで行くことができました。
剛君の演技は本当にたくさんの引き出しがあって見応えがあります
ドラマごとでそのドラマのキャラクターにしか見えない繊細な演技で、
昨日に引き続き、今日はあらためて
役者草彅剛に惚れ直してしまいました

京都府警本部長の大杉漣さん、弟分の高田翔君も、
ドラマそれぞれのキャラクターを
しっかり演じ分けていましたね

善人「生きる目的のための殺人。
   聞こえはいいけど人は絶対そんなことを思いついたりしない。
   だけど、誰かが時間をかけて吹き込み、
   信じ込ませたとしたら・・・。
   まるで競技のようにね。」
武藤「へえ〜。これからは教祖って呼ばれようかな。」
善人「姉小路さんの旦那さんをやったのはあんただろう!」
武藤「現職の警察官だからね。素人には任せられなくて。
   ちょっとずるしたんだ。こう見えても俺、元刑事だからね。
   すべてはあんたが振り出しなのに〜。
   本来ならあれで社会から抹殺されるはずだったのに、
   意外にしぶといから
   こんな面倒なことまで続けなくちゃならなくなったじゃん。」
善人「何のために俺をわなに・・・。」
武藤「おたくがわれわれの存在に気づいちゃったから。」
善人「それって犯罪が好きで好きで仕方がなくて
   殺人すら心から楽しんでやれるやつってこと?」
武藤「・・・。さてと〜。」
(宅間さんが毒薬を飲みそうになる時のBGMに太鼓の音
 武藤が撃たれて倒れる。)
「美也子、大丈夫か!」と駆け寄る宅間さん。
まだ生きている武藤に発砲しようとする姉小路さんに宅間さんが叫んだ
「だめだよ!!」
姉小路さんが「ああ〜!!」っと叫びながら
空に向かって銃をぶっ放して・・・。
真っ赤な夕日が浮かぶ南港。
(なじみのあるハーバーモールでしたし。)

クールスマートなサウンドや、太鼓のような打楽器の音が
ドラマを盛り上げていて、音楽担当の横山さんのお力も大きいですね。
そして、たくさんの殺人事件が出てくるストーリーではあっても、
クライマックスでの宅間さんの美也子さんに対する愛を感じる行動、
復讐心に負けずに空に拳銃をぶっぱなした姉小路さんの姿に
救われる気持ちにさせてくれた脚本の戸田山さんにも感謝です

武藤が言った「われわれの存在」に顔をこわばらせる府警本部長。
ドラマを見ていた主人が
「まだまだ続きそうな終わり方がニクいねえ。」と。
引き続き社会の闇に立ち向かっていかなければならないような
宅間さんたち

救急車で運ばれる美也子さんの手を握って
降り出した小雪を見上げる宅間さん。
初めて見せる人間らしい優しい表情の宅間さん。
素敵だったです
そしてこのラストシーンが美しいだけでなく切なくもあるのは、
本当はこれから闇の怪物たちとの闘いが始まりそうなのに、
傷ついた元妻を安心させるために、
「もう全て終わったんだから。」と気持ちとは
裏腹の嘘を言う宅間さんの優しさ。
この切なさが粉雪とマッチしていて
なんと素敵なラストシーンなのでしょう

見応えのある作品に仕上げて下さった七高監督はじめ、
キャスト、スタッフの皆様、本当にありがとうございました

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