2013-11-16 10:54 | カテゴリ:ドラマ
木曜日の『独身貴族』を観て、
私は正直脚本と演出に少し疑問を感じました。
「春野ゆきさん」という女性は、
キネマ・エトワールの昔の映画『あじさい』が好きで、
あんな映画が1本でも撮れたら
その場で死んでもいいくらいだと言っていた人です。
映画『めぐり逢えたら』のトム・ハンクス演じる
サムの言葉「運命のマジック」を夢見ているような、
感性が豊かで繊細な女性なのだと親近感を抱いていました。

それが、あの誕生日の日、
進さんとあんなことになってしまって・・・。
でも、男の人にあそこまで心をこめてサプライズを準備されたら、
その気持ちに感動するし、
その気持ちに応えたいと思う女心もわかります。
だから、あの○○シーンはショックでしたが、
流れに飲まれてありえるかも、って思っていたのです。

そして第6話、ゆきさんが付き合うことに
いまひとつ積極的ではないと感じた進さんは、
ゆきさんの心を完全に掴むため必死の行動にでます。
ゆきさんが一番望んでいる「映画デビュー」です。
そして映画化の依頼をしに、日本映画に乗り込み土下座まで。
守社長は脚本はまだ未完成だからって反対するし、
ゆきさんも社長の意見に賛成しますが、
自分のためにロビーの真ん中で土下座までしてくれた
進さんに真剣な愛を感じて、
「付き合う」ことを決めてしまいました。
「あれはいい男です。」って
守さんが背中を押したところもありますし。

でもあそこは、進さんを慰め、
心からお礼をいうのは当然だとは思いますが、
だから「付き合う」にはなってほしくはなかったなあ、って。
まあ、会社では社員に信奉されている専務が自分だけに、
兄へのコンプレックスなど弱音をはいたり、
ヤマタノオロチは自分のことだって
無邪気に本当のこと話してくれたりすると
ゆきさんの中の母性本能が刺激されて「好き」って気持ちに
すり替わってしまったと考えれば納得できないこともありませんが。

それこそ、守さんのいつも言っている
「40度の熱に冒されて判断を誤って」しまったのかもしれません。
それに守さんにその前にかなりそっけなくされて、
脚本への自信をなくしかけ「やっぱり田舎に帰ろうか」と
弱気になっていたところだから、
進さんのようなストレートな愛に応じてしまうような
精神状態になることもあるかもしれません。

ここまでじっくりとストーリーを追ってくると、
ありえないことないかあと、
だんだんもやもやが治まってくるような気もしてきましたが、
それならそんなゆきさんの心の動きを、
もっと繊細な台詞や演出で
観ている私が自然と納得できるように
観せていただきたかったなあと思ってしまったのです。

次週の第7話では映画の脚本が結局完成しなくて、
守さんが必死で助けて、あれは過労で倒れるのかな?
って思われるようなシーンがありました。
剛君の表情も声も本当に素晴らしかったので、
来週の放送が待ちきれない思いですが、
ゆきさんが本当に自分にふさわしい相手は守さんだと
思う日は来るのでしょうか?
そしてあの弟思いの守さんが進さんから
ゆきさんを得ることができるのでしょうか?
ここの流れはとても難しいと思います。

大変だとは思いますが、
スタッフの皆さんには頑張っていただき、
みんなのハッピーエンドを願うばかりの私です

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