2013-08-18 23:12 | カテゴリ:映画
『あなたへ』は映画館で2回見ましたが、
今日、家のTVで間近に見て、あらためて感動しました。
映画館では見落としていたとても細かい所まで隈無くわかったし、
俳優さんたちの細やかな表情まで
落ち着いて味わうことができました。

TVの画面って近づきたいだけ近づけるのが嬉しいですね。
今日間近に画面を見ると、畏れ多いですが、
高倉健さんと剛君から似たような清々しさを感じてしまいました。
芸歴の長さや人生経験の深さなど重厚さは比べようもありませんが、
2人が発する清潔感(上品さ?)に似通ったものを感じてしまったのです。

役に入ったら、それ以下でもそれ以上でもない表現をするという、
品格がある。そこには邪念が感じられず、
小細工をしない、そのままである覚悟、男らしさを感じました。

剛君は高倉健さんと共演して、緊張したことばかり話していますが、
演技に入った剛君からは、そんな緊張感など感じないし、
田宮という男そのものに成りきっていて、
とても自然にそこに生きて生活をしていました。

あの明るさ、図々しさ、押の強さ、人なつっこさ、
それでも人並みの礼儀をわきまえていて、
唐突に身の上話をさらっとしてしまう、憎めない男。

血の通ったあの明るいキャラクターが
作品のアクセントになっていると思うし、
そんなキャラクターを等身大で演じる剛君。
俳優草彅剛が健さんに愛していただけるのは、
そんな潔い男らしさではないかと、
あらためて感じた今日の放送でした。

映画館の大画面で見る迫力はもちろん素晴らしいものですが、
『あなたへ』のように、
しみじみと細やかな演技を味わうような作品は、
ゆっくりとTVで見るのも良いものだなあ、と思いました。

他の俳優さんたちの演技にも魅せられましたし、
この作品が遺作となった大滝秀治さんの姿に
人間の尊厳のようなものを感じ、
姿勢を正すような気持ちにもなりました。

剛君が素晴らしい作品に出演して、
先輩俳優の方々のそばで貴重な経験をさせていただけて、
本当に良かったなあと思います

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